Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2025年 7月号 文学部 L.I.

①日本から持ってきてよかったもの

 私が日本から韓国に留学する際に持ってきて良かったと感じたものは、フォーマルな服、薬、本の三つです。 
 まずフォーマルな服についてです。教授との面談やパーティなどできちんとした服装が求められる場面があるため私は日本で着慣れたスーツとワイシャツを一式持っていきました。おかげで突然の予定が入っても困ることはありませんでした。韓国でもフォーマルな服は売っていますが結構な出費となるので日本で用意しておいたことは正解でした。
 次に薬です。韓国でも薬局で薬は買えますが、日本と成分が違うものや、説明が韓国語で書かれていて理解しにくいものもあります。私は風邪薬や頭痛薬、胃薬、整腸剤などを日本から持ってきました。特に体調を崩したときには、見慣れたパッケージの薬を飲むことで安心できました。慣れない環境ではちょっとした不安が体調に影響することもあるので、薬は多めに持ってくることをおすすめします。
 最後に日本語の本です。当然ながら韓国では日本語の本はほぼ手に入りません。大型書店にわずかな在庫が置いてありますが、種類は限られています。私は文学作品や詩集、語学の参考書など、自分が読みたいと思う本を何冊か選んで持ってきました。暇なときに読むだけでなく、授業や課題の参考にもなったので、本を持ってきて本当に良かったです。
 以上の三つは、どれも現地で代わりがきかないものでした。これから留学する人には、ぜひ持参することをおすすめします。

②部屋探しについて

 後期の部屋探しはやや大きな課題でした。私はコシウォン(考試院)とワンルームの両方を検討し、最終的には学校に近いコシウォンに住むことにしました。それぞれ以下の通りメリットとデメリットがあります。
 まず、コシウォンは一人用の小さな個室で、トイレとシャワー付きの部屋もあれば、共用のところもあります。とにかく部屋が狭く、ベッドと机と収納だけでようやくですが家賃が安く、保証金(契約時に払う敷金)もほとんど不要です。ソウルでは月40万〜50万ウォンほどで住めるところもあります。また、学校から徒歩圏内にある物件が多く、通学がとても楽です。私は「고방(ゴバン)」というアプリを使って探しました。条件を絞って検索でき、地図と写真もあるのでとても便利でした。
 一方で、ワンルームはキッチンや洗濯機、トイレ・シャワーが部屋の中にあり、完全に一人暮らしとして生活できます。スペースも広く、収納も十分で、自炊や勉強もしやすいです。しかし、ソウル市内の大学周辺では家賃が非常に高く、月90万〜100万ウォンほどかかることが多いです。また、保証金も数百万ウォン必要な場合があります。そのため留学生には少しハードルが高いと感じました。
 部屋を選ぶときは、家賃、通学距離、生活の快適さのバランスを考える必要があります。私は初めての海外生活だったこともあり、無理をせず、安くて学校に近いコシウォンを選んで正解だったと思っています。

↑日本から持ってきてよかったもの1位: 谷川俊太郎の詩集

 


↑一般的なコシウォンの内装