〈授業について〉
私はFMT(Faculty of Management and Tourism)に所属しています。FMTでは主にManagement, Accounting, Tourismなどについて学ぶことができます。私の場合、Tourismを除いたManagement, Accountingの講義を選択しました。しかし以前のレポートにも記載したように、講義選択の前に講義内容の記載されたシラバスのようなものを見ることができず、講義名から講義内容を推測し選択する必要があり、授業の大部分がベトナム語で行われる講義などの受講を辞退しました。
ハノイ大学の学生は学部科目を受講するために、最低でもIELTS overall6.0を取得する必要があり、条件に満たない生徒は一年時に英語を徹底的に学習し、進級を目指す故にクラス全体の英語力は非常に高いです。中には純ベトナム人で英語環境にも身を置いていなかった生徒が8.0以上のスコアを持っていたり刺激を受ける日々です。そして学部授業ではカリキュラムも内容も非常に充実していると感じます。学生の学習意欲も目を見張るものがあり、Brandingという講義で実際にあるベトナム企業の新事業をいくつかのグループに分かれて考える際、各グループはその場しのぎのプレゼンなどではなく、新事業のマーケティングから消費者の購買真理に沿った新しいロゴやキャッチコピーの製作など全力で取り組んでおり、感心すると同時に自らの甘さをクラスに参加するたびにダイレクトに痛感させられます。
〈事前学習について〉
恥ずかしながら私は留学が決定してから日本にいる間の事前学習を怠りました。もちろんハノイを含めベトナムの歴史などの基礎知識はネットや本の情報である程度知った上で渡航しましたが、私が所属しているFMT学部に関する学問のことや英語に加え、基本的なベトナム語の学習は必須であったと猛省しています。特にAccounting関連講義の受講を考えておられる方は会計学についての最低限の基礎知識と会計ソフトの扱いをできるようにしておく必要があると思います。そして英語に関しては正直IELTS6.0では心許ないように感じます。学生の多くは最低限のoverall6.0より高いスコアを所持しており必然的に授業内のディスカッションやプレゼンで用いられる語句やイディオムも難しいものなどが多いです。
事前学習は留学先での学習に関することのみではなく、生活に関わってくることです。渡航して1ヶ月ほどは大学付近のローカル店での食事をする際は必ず事前にグーグルマップなどでレストランの情報を調べ、食べたい料理のスクリーンショットとベトナム語初心者の本を持って挑んでいました。ローカルの店などにいくと大抵の場合ベトナム語のみのメニューしかなく当然のことながら注文から会計もベトナム語で行う必要があります。最低限、ベトナムの代表的な料理やレストランでのベトナム語の事前学習は必要です。自己紹介ができなくてもご飯を注文することさえできれば飢えることはありません。