Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2016年8月号 国際文化学部 S.Y

・試験について

試験は学期に2回、中間試験と期末試験があります。中間試験は4月下旬、期末試験は6月下旬で、それぞれ約1週間かけて行われます。先学期は中間が4/18~4/22で、期末は8/20~6/24でした。試験の詳しい日程は試験1週間前くらいにならないとわかりません。しかし、事前に先生からシラバスを貰っていれば、おおよその試験の時期は予想できます。ちなみに、シラバスが配られることはまずないのですが、先生に直接頼めば用意してもらえます。

語学留学生の試験は必修科目である精读,听力,口语,阅读,写作の5つです。なかには中間試験を実施しない科目もあります。全ての試験が筆記試験のみというわけではなく、口语には筆記試験のほかに口述試験があります。口述試験は先生と一対一で会話する形式です。普段から授業で接している先生が相手なので、先生と一対一でもリラックスして質問に答えることができると思います。その他4科目は筆記試験のみです。精读は単語や文法がメインなのでほぼ暗記で乗り切れます。听力,阅读の試験では、授業で学んだ単語の書き取り以外は初見の問題が出題されます。写作の試験は作文です。作文のテーマは授業で扱ったものと同じ、またはそれに関連するものでした。

試験の難易度や方式はクラスのレベルや先生によって異なりますが、どの科目も教科書の内容に基づいて出題されているので、普段から授業をしっかり受けていれば試験はそれほど難しいものではないと思います。また、試験前になると、どの先生も試験にどんな問題が出るのかかなり細かく教えてくれます。ですから、試験に対してあまり心配する必要はないです。

 

・食について

ところ変われば食も変わります。中国といえば中華料理ですが、中国は広大な国土を持っているため、地域によってその料理の特色が異なります。私が留学している北京は、北京ダックや涮羊肉,炸酱面、水饺子などが有名です。東北の寒冷な地域のため、比較的カロリーが高く、しょっぱい味付けのものが多いという特徴があります。

さて、私の留学生活も半年が経過し、苦手だった中国の食事にも随分慣れてきました。たとえば、辛いものに耐性がついたり、パクチーを食べれるようになったり。もともと食べることは好きなので、最近では北京で美味しい店を探したり、旅行先でその土地の名物を食べたりしています。そこで今回は、私がおいしいと思った中国の食べ物を紹介したいと思います。

烤鸭 炸酱面

(左)烤鸭:北京ダックです。少々お高めなので頻繁に食べれるものではないのですが、人気店の烤鸭は本当に美味しいです。北京に来たら一度は食べてみてください。

(右)炸酱面:面と肉味噌と野菜をよくかき混ぜていただきます。個人的にはこの炸酱面が北京名物の中で一番美味しかったです。

麻辣烫 烤鱼

(左)麻辣烫:屋台でよく見かけます。一串1元前後と安くて美味しいので最近こればかり食べています。辛さが癖になります。

(右)烤鱼:中国にきてから烤鱼くらいしか魚を食べる機会がないです。しかも中国で魚といえば、ほとんど鯉や鯰などの川魚です。川魚は泥臭いイメージがありますが、烤鱼だとそんなに泥臭さは感じません。鯰の烤鱼がおすすめです。量が多いので大勢で食べに行く方がいいかも。

鱼丸汤 海蛎煎

(左)鱼丸汤:魚のすり身で作ったお団子で、中には具が入っています。スープもあっさりしていて美味しかったです。これは厦門で食べたのですが、南方の料理は日本人の口に合うものが多い気がします。

(右)海蛎煎:これも厦門名物です。牡蠣を使ったオムレツのようなもので、日本の出汁っぽい味がしたので感動しました。

串串香 火锅

(左)串串香:四川名物です。真っ赤なスープが入った鍋に自分の好きな具材を入れていきます。具材は全て串に刺さって、激辛スープの中でも見失うことがないので安心です。辛いけど美味しかった。おすすめの具材はトマトです。

(右)火锅:これも四川名物の鍋です。串串香の具材が串に刺さってないタイプとでもいうのでしょうか。美味しいけど、辛さと熱さで舌が尋常じゃないくらい痛かったです。清汤やトマトスープのような辛くないスープも選べます。

酸辣粉

酸辣粉:成都で食べた酸辣粉です。面がつるつるでいくらでも食べれます。個人的には面料理の中で一番好きです。成都に酸辣粉のお店はたくさんあって、それぞれのお店で味が全然違いました。写真の酸辣粉は成都で一番有名なお店のものです。酸味はそんなに感じなかったけど、辛さがすごかった。

豆花

(左)麻婆豆腐:成都にある『陳麻婆豆腐』というお店の麻婆豆腐です。外国人にも中国人にも人気のお店で、お昼は行列ができていました。人気店の麻婆豆腐だけあって美味しかったのですが、私が今まで食べたものの中で一番辛かったです。

(右)豆花:豆花も四川の食べ物で、簡単に言えばちょっと柔らかい豆腐です。しょっぱいタレで食べることもあれば、甘いものもあります。私は豆花を食べるなら写真のようなスイーツがいいと思います!さっぱりしていて、辛いものを食べた後にぴったりです。