授業紹介について
北京も随分寒くなってきて留学生活も残すところあとわずかです。ほんとうにあっという間です。後期も前期と同様に精读,写作,听力,阅读,口语の5つの授業があります。前々回に書きましたが、クラスがもともと3つしかなかったのですが、生徒ほぼ全員が抗議した結果クラスがさらに分割されました。
私のクラスの半分以上は韓国人です。韓国人9人日本人2人モンゴル人1人ロシア人1人ベトナム人1人ニュージーランド人1人エジプト人1人アイルランド人1人です。特に精读の先生が熱心で、かつて日本の大学にも務めていたそうなので日本語が少し話せます。とても愉快な先生で気に入っています。11月5日から1週間は期中テストがありました。
北京の百年职校
先日機会があって、北京の北方の方にある百年职校という学校を見学する活動に参加しましたので、皆さんに少し紹介したいです。地下鉄で1時間半で着く百年职校は、2005年に創立の全額無償の職業学校で、生徒の80%は農村出身で94%は家庭の経済状況が苦しく学校に行くのが難しい子どもたちです。16歳から18歳の子どもが通っており、北京以外にも成都,大连,银川,郑州,武汉,梅州,雷山,丽江,三亚そしてアフリカのアンゴラにも同じ学校があります。1年生の時はみんな音楽、英語、ダンス、体育、普通語など基礎的なことを学びます。2年生からは自分が将来どんな職業に就きたいか、出口に基づきコースを選びます。コースはホテルサービス、介護、保育士、建築、園芸、電気工など様々です。日系企業はダイキンが積極的に実習生を受け入れているそうです。
私が出会った四川出身の男の子は、1年生の時は成都で学んでいましたが、料理人のコースはそこになかったので北京に来たそうです。朝は6時半に外に集合しランニングした後、朝ご飯を食べて授業を受けるそうです。またその学校の清潔さに私は驚きました。日本の私立高校並みにきれいです。その男の子に聞くと毎日2回は掃除をする決まりだそうです。私たちが学校内を見学しているときも、子どもたちが掃除しているのを見かけました。子どもたちは礼儀正しく明るく、積極的に挨拶をしてくれました。校長先生が説明してくれた行動習慣の養成目標の中にも、「衛生的である」「礼儀がある」などがありました。子どもたちを見ていると、普通の子に見えます。校長先生が一本のビデオを見せてくれました。内容はこの学校に通う子どもたちのインタビューで、農村での暮らしや親の状況などを語っていました。この笑顔の裏にはとても悲しくつらい経験を背負っているのだと改めて感じました。