この留学を振り返って良かったところは言語レベルが少し上がったところです。留学を始める前から中国のドラマを見ていたので、正直授業についていけるという自信がありました。しかし、留学が始まると全く聞き取ることが出来ませんでした。中国ドラマの時は下に字幕があるので、内容が分かりますが、授業は字幕がないので、ついていけなかったのです。すごく当たり前のことですが、その時は気づかず、授業を受け始めて気付きました。片手にスマホを持って、よく先生から聞き取れた単語の意味を調べたり、自分の言いたい中国語をインターネットで調べながら発言したりしていました。この時はオンライン授業で良かったと思いました。それから、だんだん慣れてきて少しずつスマホを頼ることも減ってきました。まだまだ聞き取ることが苦手で、「もう1回言って下さい。」とお願いすることもありますが、前に比べると把握できるようになったなと思います。
私は中学生の時から留学に憧れを持っていて、大学に入学してからも留学するために語学の勉強をしてきました。だから交換留学の内定が決まった時は本当に嬉しかったです。その後、コロナウイルスが流行しましたが、どうしても現地留学がしたくて1年延期しました。延期しても現地に留学できない状況にもどかしい感情がありましたが、オンライン留学が始まるとオンライン留学の良さにも気付くことが出来たので、良かったと思います。少し話を戻しますが、大学に入学した時の計画では、現地留学をして、中国の生活様式を理解して、自分に合っていると感じた時は中国で働くという目標がありました。結局、現地留学が出来ず、中国で働くことも出来ませんでしたが、機会があれば、また中国で生活したいなと思っています。
計画通りに進めることは出来ませんでしたが、留学を通して、そこから将来の方向性を考えて、その中から目標を設定し、新しく計画を立てて実行することが出来たと思います。なので、すでに留学経験を基に将来の選択肢(方向性)を決められたという点において十分に活かすことができたと思います。
もしこのレポートを読んで下さっている人がいれば、その方もよく分からない状況の中で、色々なことに迷っていらっしゃるのではないかなと思います。たくさんの選択肢の中で、自分が良いと思える方を選び、前向きに挑戦して頂きたいです。やってみると見えてくるものがあると思うので、その後にまた考えてみれば良いのではないかと思います。もちろん、挑戦せずに別の選択をして、そこで頑張ってみるということも素晴らしいことだと思います。このレポートを読んで下さっている方がいらっしゃれば、とりあえず自分が良いと思える方を選び、ぜひ実行してみて下さい。
最後になりましたが、留学を支えて下さった大学のスタッフの方々、本当にありがとうございました。大変、お世話になりました。