①この留学を振り返って
私は今回の1年間のオンライン留学を経て、中国語という言語をより深く知ることができたと思います。言語というのは、その国の習俗や文化と密接に関わっており、中国語を通して中国を知ることができた留学だったと思います。しかし、やはりオンラインだけでは限界があり、実際に現地で生活し、人々と交流し、実際に肌で文化に触れることができたわけではないので、まだまだ私は中国という国や人、文化を本当の意味で知ることができたわけではありません。なので、今回のオンライン留学を経て、より一層現地で学びたい気持ちが強くなりました。授業を受けるだけでなく、現地の人との交流、現地での生活や文化に触れたいと思いました。そして、純粋な語学としての中国語力を今回の留学で上げることができたと実感しています。本当に最初のころは授業中に先生の話している言葉をあまり聞き取ることができず、自分の伝えたい内容を正確に伝えることもできず、とても辛かったですが、先生方のアドバイスや自身の日々の練習の積み重ねのおかげで、後期の最後の方はほとんど先生の話している内容もすべて聞き取ることができ、私自身も不自由なく中国語で話すことができるようになり、本当にこの留学なくしてここまで自分の中国語力を上げることは出来なかったと心の底から思っています。今回の留学は私にとって決して忘れることのできない経験になりました。
②留学経験をどのように活かすか
私は今回のオンライン留学で、はっきりと自分の意見を言うことの重要性を再認識しました。私は、留学初期では授業中に先生の話している言葉をあまり聞き取ることができず、自分の伝えたい内容を正確に伝えることもできなかったので、かなり小さい声でもじもじと話していました。それは自分の語学力の低さからくる自信のなさが原因でした。そのせいで、授業中に先生やほかの同級生も私が何が言いたいのかわからず、かなり困らせていました。授業終わりに先生から「間違ってもいいから、自分の言いたいことははっきりと言いなさい、そうでないと相手はあなたが何を考えているのかわからない」と言われ、私は自分の意見を伝えることの重要性に気づかされました。特に、いろいろな国や背景の違う人たちの中で、自分の言いたいことや意見をはっきりと伝えることはとても大事だと今回の留学で改めて認識しました。これは社会に出て働くとき、海外で働くとき、ほぼ全ての場面で必要な能力であり、これを学生のうちから気がつけたことは私の今後の人生において非常に貴重な財産になると確信しています。そして、この留学で経験した授業についていけないことや自分の語学力の低さなどの困難や挫折を乗り越えることができたことも私にとって貴重な経験になりました。私は海外で働くことを目標にしているので、今回の留学経験を今後海外で働く際に活かしたいと思います。