「試験について」
私の授業は全て中国語を学ぶ語学コースのものなので、試験の内容も毎日使っているテキストで学んだ内容から出題される中国語に関する内容だ。試験は日本と同じように中間テストと期末テストがある。時期は9月始まりであるので日本とは違い、前期は12月末、後期は6月末に期末テスト期間が設けられている。私たち日本人にとって、リスニング以外のテストは周りの同じレベルの学生に比べると比較的時間に余裕をもって試験を受けることができるように感じる。これは中国語の学習レベルは変わらなくても漢字を読むということに慣れているため、黙読に関しては圧倒的に読むスピードが速いということが有利に働くからだ。また、作文に関しても漢字を書くことに慣れているので書くこと以外のことに時間を割くことができるという利点がある。ただ、これらの漢字に対する慣れがあることは確かに有利ではあるが、このおかげで周りと差をつけられるかというとそうではない。そもそも、発音が異なるという点では全く異なった言語だと感じる。そして語法なども、英語に比べればそこまで複雑ではないとよく言われるが、しっかり勉強しなくては習得できないと感じている。3ヶ月後に後期の期末試験が待っている。気を引き締めて良い成績が取れるよう努力したい。
「日本で見かけないおいしい食材」
北京に来てから、初めて見る食材にたくさん出会ってきた。その中でも、今回は私が「これ、日本にもあったらいいのに」と思った食べ物を3つ紹介しようと思う。1つ目は蒸した「糯玉米ヌオユーミー(もちとうもろこし)」。このとうもろこしは私は日本では食べたことがない。日本のスイートコーンとは異なった品種で、餅のようにモチモチとした食感でほんのりと甘い。北京では特に寒い時期は街の至る所で見かける。コンビニやフルーツ屋さんに蒸し器があり、その中にたくさんの糯玉米ヌオユーミーが積まれている。私は、ご飯やパンの代わりに食べることが多い。2つ目は「糖葫芦タンフール(サンザシ飴)」。サンザシという果物を棒に刺して飴をかけたデザートだ。日本ではサンザシはあまり馴染みがないが、中国ではサンザシを使ったお菓子などもたくさんあり、とてもポピュラーな果物である。姫リンゴのような見た目で、とても酸味が強い。酸っぱいサンザシと甘い飴がとてもよく合いとても美味しい。冬になると、この糖葫芦タンフールを食べながら歩いている人をよく見かける。北京の糖葫芦タンフールは有名で専門店もある。最後は「豆浆トウジャン(豆乳)」。最近では日本でも牛乳をソイミルクに変更することができるなど、健康志向で豆乳を飲む人が増えた気がする。しかし、中国では健康志向からというのとは異なり、文化的に朝に温かい豆乳を飲む習慣がある。日本の豆乳よりもはるかに味の種類が豊富だ。日本で知られているような豆乳の他に、黒豆やみどり豆を原料にした豆乳や、搾りかすを取り除いていないトロトロとした豆乳、棗(ナツメ)を混ぜ込んだ豆乳など、多種多様なものが売られている。私は日本では豆乳を飲むことはあまりしなかったが、中国に来てからは毎朝暖かい豆乳に少しだけ砂糖を入れて飲むようになった。牛乳よりもあっさりしていて、優しい味が本当に気に入っている。
北京を訪れる機会があれば、この3つの食材をぜひ味わってみてほしい。