Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東呉大学
2020年6月号 国際学部 K.A

1.治安、危険を感じたこと、トラブルについて

私は特に危険を感じたことやトラブルにまきこまれたことはありませんでした。とにかく台湾は日本と同じくらいに治安がいいです。僕は盗難にあっていないですし、大事なものを置き忘れたり、なくしたことはありません。僕が台湾に行く際に注意しなければならないと思うことは、バイクと車そしてバスです。台湾は、世界一の人口当たりバイク普及率を誇ります。なので道路にはかなり多くのバイクが走っており、その上速度もかなり速いです。もちろん、速度は規則で定められているのですがほとんどの人が規則を守っていません。なので歩道を渡るときは信号が青に変わっていたとしても左右に注意しながら渡ったほうが良いです。また台湾には歩行者優先という概念が一切ないです。通れる場所があれば歩行者にかまわず走ってきます。なのでバイク、車が必ず止まってくれると思い込まずに十分に注意したほうが安全です。また、バスを利用する際も注意したほうが良いです。バス停に止まって、人がバスに乗ると同時に発車するのでしっかり何かにつかまっていないとこけることになります。また運転がとにかく雑で、急ブレーキと急発車の繰り返しでバスがかなり揺れるので、バスを利用するだけでかなり疲れます。良い点としては、バスの本数が多いことです。バスを逃したとしても、長く待たずに次に来るバスに乗ることができます。

後ろの方もすべてバイクです。バイクの滝なんて呼ばれてます。

 

台湾のバス

 

2.台湾に住んでいる人たちについて

まず台湾に住んでいる人たちは外国人を抜いて本省人、外省人、そして原住民に分けられます。本省人は第二次世界大戦以前に中国大陸から台湾に渡ってきた人たちで、外省人は第二次世界大戦以降に台湾に渡ってきた人たちです。また本省人は大きく二つに分一つは、福佬人と呼ばれます。彼らは福建省南部の出身であり閩南語という母語を話します。もう一つが広東省北部出身で客家語を話す客家人です。そして中国大陸からの移民が盛んになる17世紀以前から居住していたのが原住民です。なので本当の台湾人というと原住民ということになります。湾の原住民人口の2%といわれており現在政府が認めている原住民は16民族です。台湾の原住民の歴史はは日本の歴史とも関係しているので興味がある方はまた調べてみてください。教科書には掲載されていない日本の歴史を知ることができます。

台湾で話されている言語は中国語と台湾語です。台湾語は先ほどの閩南語から派生した言語であり、一般的に老人層によって話され、若年層は中国語を話します。なので近年台湾語を話せる人がだんだんと少なくなっている傾向にあります。

日本植民地時代に起きた霧社事件を基にして作られた映画「セデック・バレ」