Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東呉大学
2025年11月号 経営学部 K.S

1 台湾での歴史認識プレゼンによるカルチャーショック

台湾の英語授業で『Justice』を基に「Collective Responsibility」をテーマにプレゼンを行いました。日本人である私が、全員台湾人のクラスメイトの前でドイツのホロコースト、日本人慰安婦問題、南京事件など歴史的な集団責任事例を取り上げた際、強いカルチャーショックを経験しました。

台湾はかつて日本統治下にあった歴史的背景を持つため、プレゼン準備段階から慎重に進めました。各国が過去の過ちに対して取った責任の取り方を比較し、ドイツの謝罪・教育制度、南アフリカの真実和解委員会、日本の場合は公式謝罪の経緯と国際社会の反応を客観的に整理しました。

特に日本の事例では、慰安婦問題や南京事件について詳細にまとめ、台湾統治時代を含めた歴史的事実を扱いました。クラスメイトの前で発表するのは大きな緊張を伴いましたが、事実に基づいた議論を心がけました。

ディスカッションで投げかけた質問「日本は過去の過ちについて各国に謝罪すべきか?どのように謝るべきか?」に対し、クラスメイトの多くが「謝罪すべき」と回答しました。日本ではタブー視されがちな歴史問題が、台湾では自然な議論の対象として扱われる点に、文化的な前提の違いを実感しました。

特に台湾人ならではの視点として、「日本統治時代はインフラ整備など功績もあったが、慰安婦問題など謝罪が必要」という功罪両面を指摘されました。授業後には「日本人はどう思う?」と個別に聞かれ、日本では経験できない率直な対話が続きました。

このプレゼンは、私にとって最も印象深い出来事の一つです。グローバル環境で自国史を客観的に議論する重要性と、相手の歴史観を尊重する姿勢を学べました。文化を超えた対話力が求められる現実を、身をもって理解できた貴重な経験でした。

2 自由テーマ

今回は、日本の友達が台湾に遊びに来てくれた経験について書きます。私はカナダへ1年間の留学をした経験もありますが、台湾留学のメリットとして、日本の友達が気軽に遊びに来やすい点が挙げられます。カナダ(カルガリー)では航空券の往復費用が約20万円かかるのに対し、台湾の桃園空港は関西国際空港から時期が良ければ、往復3万円以内で航空券を取ることができます。この距離感と費用の安さによって友達を誘いやすく、第三者の視点から台湾を見ることで新たな発見を得ることができました。

例えば、電車内で飲み物を飲めないというルールは、すでに台湾生活に慣れた私にとって当たり前のものになっていましたが、日本から来た友達が驚いている姿を見て、日本との違いを改めて実感する良い機会となりました。また、その友達と一緒に街を歩いて特に印象に残ったのは、日本のチェーン店の多さです。初めての海外であるにもかかわらず、「これなら台湾に永住できる」と言うほど、台湾には日本のチェーン店が多く、安心感があるようでした。

さらに良かった点として、ほぼ現地の人のような生活をしている私が案内することで、インターネットで簡単に調べて出てくる店ではなく、よりローカルで現地感のある場所に連れて行くことができ、友達にも喜んでもらえました。この点は、日本人同士で何も分からないまま海外旅行をするよりも、日本から近い台湾に留学している人ならではのメリットだと感じました。

最後に、日本の友達が台湾に来た際に買っておくべきおすすめのお土産を紹介します。それはEasyCardのキーホルダーです。EasyCardは、関西でいうICOCAのようなもので、バスやMRTなどほぼすべての交通機関で使用できます。このキーホルダー型EasyCardは、見た目は普通のキーホルダーでありながらICOCAと同様に使える点が魅力です。ICOCAがほぼ同じデザインであるのに対し、EasyCardは種類も豊富で実用性も高く、私のように合理的なものを好む人にとっては非常に魅力的なお土産だと感じました。