<夏休み>
6月28日にテストが終わり、29日から夏休みが始まりました。夏休みの期間は約2ヶ月です。そして9月上旬から新学期が始まります。夏休みに入ると留学生組はほとんど帰国してしまいます。夏休み全て自国で過ごす人もいれば、短期間の人もいます。しかし、これほど皆帰国するものだと思いませんでした。またこちらの現地の学生も実家へ帰る人が多いです。そのためキャンパスはとても閑散としていて物寂しさを感じます。唯一物騒がしいといえば、学校内の屋台や料理屋の改装工事です。ほぼ全ての店が改装したり、新しい店に変わったりと夏休み明けの開業に向けて工事が進められています。そのおかげで学校内で食事をする場所は、食堂くらいしかないのが非常に不便な点です。よって夏休み中の学校内は、いろいろな面で面白くないです。
私は7月に3週間、中国を旅行しました。上海を出発して、内モンゴル、蘭州、西寧、青海湖、成都というルートです。そのうち1週間は内モンゴルで過ごしました。内モンゴル出身の中国人の友達と一緒に内モンゴルに行き、その友達の家に泊まらせてもらったりと、本当に中国人と同じような生活が出来たのでとても良い経験になりました。残念だったことといえば、家族の中で普通語が話せない方がいたのでコミュニケーションをとるのに苦労しました。どうやら普通語を聞き取ることは出来るのですが、話すことが出来ないようで、友達に通訳してもらってやっと彼らが話していることがわかるという状態です。これは予想していなかったことなので少し戸惑いました。また、家族以外にも親戚の人たちも大勢集まっていて、子供たちもいたので毎日にぎやかで楽しかったです。ちなみに子供たちは僕が初めて見る外国人だったそうです。それくらい内モンゴルでも田舎の地域で、家々はどれも赤レンガでつくられたものばかりの場所でした。そこで生活して感じたことは、中国北部の水資源の問題はやはり重大な問題であるということです。彼らが生活で自由に使える水は、ほんのわずかで、その使っている水も衛生的に大丈夫なのかと疑うようなものでした。普段上海で生活していたら知ることができない生活や風景なので、是非中国に来たら、中国の田舎である場所も訪れると良いと思います。
もし、中国を旅行するならユースホステル知っておいたら便利です。中国にたくさんあります。私は、旅行中ほとんどここに泊まりました。1泊100元以内で泊まることができます。ドミトリーだと50元以内でしょうか、とても安いのです。安い上、意外ときれいです。外国人の旅行者が多く泊まるため、従業員も外国人の対応にも慣れていますし、だいたい英語が話せる人が多いです。ですので、中国で旅行するなら覚えておいた方が良いと思います。ユースホステル以外の宿泊先となると、夏休みで部屋に空きがなかったり、値段が高かったりします。他には招待所という10元~30元で泊まれる安宿もあります。私は泊まろうとは思いませんが。
ホテルにも言えることですが、夏休みなので列車の切符が思うように買うことが出来ない場合が多いです。それを考えて旅行のプランを考えるべきだと思います。私はそのことを全然考えていなかったので、旅行のプランを変更せざるを得ませんでした。でも、中国は長距離バスが充実しているので(私もこの旅行ではほとんどバス移動でした)、長距離バスも上手く利用して旅行すると良いと思います。
旅行から帰ってきて、8月はのんびりと学校内で過ごしています。友達と遊んだり、上海でまだ行っていない場所にふらふらと行ってみたり、部屋でパソコンをしたり、HSKの勉強をしたり、出来るだけ有意義に時間を過ごすように心がけています。最近は時々、スポーツをするようになりました。先日、グランドでなんと野球をしている中国人を見つけたので、声をかけにいって仲間に入れてもらいました。それ以来、時々彼らと野球をして遊んでいます。中国で野球をしている人を見かけたのは、初めてだったのでとても驚きました。彼らは上海師範大学の野球チームのOBの方たちです。しかし、野球チームは1、2年前になくなったそうです。上海の大学には野球チームがあるところもあるそうで、定期的に大学同士で試合をしているそうです。
話が変わりますが、夏休みの寮のことについて書きたいと思います。これから留学予定の方で2人部屋に住もうとしている人は注意しておいた方が良いと思います。それは、夏休み前にルームシェアをしている人に夏休みは帰国するのか帰国しないのか、それを早めに確認しておくことです。もし帰国するなら、夏休みどのように住むか考えないといけません。同じ境遇の人を探してルームシェアするか夏休みの間だけ1人部屋にするかなどいくつか選択肢はあります。私の場合、同室の人が留学を追え帰国することは知っていたのですが、寮側がすぐに新しくルームシェアする人を手配してくれるものだとずっと思っていて、何も考えていませんでした。しかし、寮側は、結局そういった人を手配できなかったみたいで、仕方なく1人部屋に変更しようしていたところ、偶然にも隣の部屋の人も私と同じ境遇だったため、彼と一緒に住むことができました。もし1人部屋に住むなら寮代を少し払わないといけなくなるため、2人部屋に住もうと考えている人は、休みの前にしっかりとそのことを考えておくべきだと思います。