Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2011年5月号 経済学部 S.T

<日本から持ってきたら良かったと思うもの>

5月の上海は、もう夏がきたかと思うほど暑い日が続いています。春の期間がほんとに短く感じました。私は、夏服を一枚も日本から持ってきていなかったため、つい最近まで長袖の袖をまくって過ごしていました。今では夏服を買って、半袖で過ごしています。荷物にはなりますが、夏服を少しくらい持ってきてもよかったかなと思っています。それ以外は特に思い浮かびません。私は、インスタントの味噌汁を日本から持ってきたのですが、それも上海で売っていますし、ノートも何冊か持ってきたのですが、わざわざ持ってくるほどのものでもなかったと思いました。ノートの質は日本と特に変わりはなく、デザインに関して言えばこっちの方がたくさんあるように思います。上海では本当にたいていのものが揃っていますし、日本のもの・日本の食品が売ってある店もありますので、無理して日本から持ってくる必要はないと思います。どうしても欲しいものがあれば後から日本から送ってもらうことも出来ます。1年も留学に行くのだからと思い、荷造りするときは時間がかかりましたが、今思うとそこまで悩む必要はなかったかなと思います。

<現地の学生、友人について>

私のクラスには、韓国人、インドネシア人が大多数を占めています。欧米人は比較的少ないです。留学生で韓国人が多いことは知っていましたが、まさかこんなにもインドネシア人が多いとは思わず、こっちに来てびっくりしたことの一つです。他には、ベルギー人、ナイジェリア人です。私が思うに外国人はみんな積極的であると感じます。逆に日本人は何をするにも消極的であるように思います。もちろん一概には言えないことで、そうでない人もいますが、3ヶ月生活してみてそのように感じました。あと欧米人はやはり性格が大らかだと感じました。アジア系の人と一緒にいるときとはまた違った感じがあります。クラスのナイジェリア人はユーモアの塊のような人で何を話しても面白いです。どこからそうした考えがでてくるのかといつも感心しています。中国人の学生はとても勉強熱心です。土曜日、日曜日も授業をとって毎日毎日勉強している人もいます。図書館には毎日多くの人が勉強しにきていて、長い時間勉強しています。5時を過ぎると、みんな食堂に晩御飯を食べに行き、食べ終わると帰ってきて閉館時間までずっと勉強しています。留学に来る前は、この国の人はこうだという偏見を多少なりとも持っていたのですが、それが当たってる場合もあれば、ちがう場合もあります。交流しないとわからなかったことなので、それを知ることができて良かったです。

<値段交渉について>

私は、七浦路という場所で夏服を買いに行ったときに値段交渉をしました。七浦路という場所は数え切れないほどの服や靴や鞄などの店がある服飾市場です。品数が多く、安い値段で買うことができるので、きっと留学中一度は絶対に行く場所だと思います。しかし、値札がついていないことが大半で、もしそのままの値段で買ってしまうと買い手は大損です。そのため店員と値段交渉をする必要があります。店員が初めに言う値段の3分の1の値段から交渉を始めるといいでしょう。もちろん店員はそんな安い値段では売る気にはなりません。だから世間話をしたり、店員と仲良くなったり、この服が欲しいというアピールをしたり、さまざまな方法を試します。そうしているうちに交渉の結果、値段がだんだんと下がってくることと思います。どうしてももう一押ししたい場合は、帰るふりをするといいでしょう。そうするときっと店員がボソッと「〇〇元で売ってやってもいい」というようなことを言ってくれるので、あとは笑顔で振り返って購入です。だけど、安く売るため時々店員があまりにも不機嫌な場合があります。安く買うことができてこちらとしてはすごく嬉しいことなんですが、こちらも全然気分よくありません。安く買うことができても売り手・買い手、お互いが気持ちの良い買い物ではないのです。そんなときはとても複雑な気持ちになります。だけど、値切れるなら買い手としても一番安い値段で買いたいところですよね。店員には申し訳ないですけれど。ですので、値段交渉はいろいろな意味でとても疲れます。