Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2013年6月号 経済学部 H.H

日本から持ってきて良かったと思う物

生活に必要な物のほとんどは、現地で買うことが出来ます。ですがそんな中でも、持ってきて良かったと思う物の一つは、日本の常備薬です。

例えばドライヤーといった様な物の場合、使いやすさやパワーに差があったとしても、髪を乾かすこと自体は、どの製品でも可能です。しかし薬の場合、効果に個人差があるので、普段使い慣れていない薬を飲むと、全く効かない可能性もあります。場合によっては副作用が出てしまう危険性すらあります。

特に海外で体調を崩した場合は、精神的に辛くなりやすいため、安心して飲むことができ、なおかつ良く効く薬を持っていくことをお勧めします。実際こちらで4か月間暮らした経験として、日本人が起こしやすい体調不良は、風邪とお腹を壊すことです。

持ってきて良かった物の二つ目として挙げられるのは、WiFiができる端末(スマートフォン、iPod touch等)です。上海師範大学には、無料でWiFiが出来る場所が数ヵ所あるほか、自分の部屋にWiFiを飛ばすための機器が、近くの店で購入出来ます。ですので多くの日本人が、日本で使っていたスマートフォンを持ってきて、LINEやSkypeで日本の家族や友達と連絡を取っています。私は日本にいた当時、まだスマートフォンを持っていなかったため、iPod touchを持って来ましたが、非常に重宝しています。

補足として、もしAUのスマートフォンor携帯を持っていて、それらにグローバルパスポートCDMAの機能がついていたら、解約せずに最小限の料金プランにして、中国に持ってくるのも一つの方法です。日本で契約している携帯を海外で使うと、高額の通信料が掛かるイメージがありますが、携帯のEメール(ezweb.ne.jp)なら安い料金で使えます。私は実家との連絡に、この方法を使っています。

 

日本と中国における経済の違い

日本の経済が停滞し始めて、長い年月が経ちました。現在大学生である私達の多くは、バブル崩壊後に生まれています。ですので、私は好景気の感触というものを、味わったことがありませんでした。中国にいると、その好景気の感触を味わうことが出来ます。GDPの成長率が鈍ってきているとはいえ、日本と比べると、今もどんどん成長しているのが中国です。

こちらで店に入って一番驚くのは、とにかく店員の数が多いいことです。日本でなら2人で回しているような店に、5人も店員がいたりします。ですのでもちろん、手持ち無沙汰な店員がおり、そんな姿を見るのがすごく新鮮に感じます。

またこちらには、日本と変わらないような大規模なショッピングセンターがありますが、逆に日本ではほとんど見ないような、露店や屋台といった、非常に小規模な店がたくさんあります。こういった店で物を買う時には、単なる商品とお金のやり取りだけではなく、その地域の生活を感じることが出来ます。これも日本ではあまり味わえない、新鮮な感覚です。

上記の2つの例は、景気が良く、そして今後も経済に発展の余地があって、初めて起こる状況だと思います。こういった国家の活気を肌で感じることは、とても重要な経験だと感じています。