≪試験について≫
試験は2日間にわたって行われます。私が所属している初級3クラスの試験は、毎日授業に出て、予習復習をしていればかなり易しいと感じられるレベルのものだと思います。試験は4科目あり、1日2科目の試験になります。それぞれの科目の試験内容について少し説明したいと思います。
读写の試験は、主に教科書の中の練習問題から出題されます。内容は、漢字の穴埋めや並べ替え問題、書き換え問題などで、ほぼ教科書通りの問題が出題されます。また、100字~150字程度の作文もあります。これは5つぐらいのテーマが用意されており、そのテーマに沿って書くというものなのですが、テーマは事前に教えてもらえるので予め準備することができます。
听了の試験は、教科書に出てきたものと全く同じ問題が出題されるので、最も高得点を狙いやすい科目だと思います。ほとんどの問題は正解を記号で答えるものですが、長文を聞き取る問題は一部回答を文章で書かなければならないものがあるので、その辺りの対策は必要かと思います。
阅读の試験は、教科書に出てきたものと全く同じ問題に加えて、初見のオリジナル問題が出題されます。オリジナル問題といっても、決して難解なものではないので安心して挑んでください。
口语の試験は、他の試験と違って一筋縄ではいきません。事前にしっかりと対策することをおすすめします。試験内容は、教科書本文の一部を読む+事前に教えられたテーマについて、指定された熟語や文法を使って先生と一対一で話すといったものです。テーマは6つあり、試験当日その場でくじを引いて、当たったテーマについて話します。テーマは教科書本文の内容を踏まえたものです。熟語や文法も教科書本文に出てくるものばかりなので、日ごろの予習復習をしっかりしていれば、それらの正しい使い方が自然に身についているはずなので、いざ試験の時になっても焦らずに済むと思います。1人あたり大体2分間ぐらい話していました。6つのテーマのうち、直前になるまでどのテーマについて話すことになるのか分からないので、多くの人が事前に6つ分の作文を考えて暗記していました。一番苦労する科目ですが、その分試験が終わった後の達成感があります。
≪約2か月間の夏休みを終えて≫
7月4日から始まった約2か月間の長い夏休みも終わりに近づき、9月10日から始まる新学期に備えて9月1日には日本から上海に戻ってきました。日本にいる間は、中国語を忘れてしまわないように教科書の復習をしたり、付属CDを聞いたり、HSKの勉強をしたりしていました。それでもやはりリスニング力と口話は2か月前に比べて落ちてしまったと感じています。多くの留学生が母国に帰りますが、学校に残る人もいました。学校に残る人は夏休みの特別授業を受講したり、アルバイトをしたり、中国国内旅行をしていたようです。特別授業を受講していた友達は、この2か月間で驚くほど中国語力が伸びていました。私は理由があって日本に帰ってしまいましたが、できればせっかくの留学生活なので夏休みの間も学校に残って勉強したかったな・・・と思いました。