Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2016年12月号 経営学部 Y.F

試験について

今月のテーマは「試験について」ですが、上海師範大学の期末テストは1月に入ってからでまだ確実な試験日も分からない状況です。期末テストの日程は所属する学院によって違うようなので、注意してください。また、年末年始は通常の土日休みに加えて1月1日が休みになって三連休になると聞きました。日本と違って中国のお正月は旧暦の春節に合わせて行うためだと思われます。私が受けている授業で「就職指導」という授業があるのですが、先生の話によると期末テストは「履歴書をまるまる一枚書き上げなさい」という問題になるそうです。毎回予想の斜め上を行く問題の出し方をする先生だとは思っていましたが、日本では聞いた事が無いテストの出題方式で驚きました。私の見解では、就職指導という授業は特に授業中の先生の話を聞いているかどうかが鍵で、あまりテストを行う意味が無い科目であるからだと思っています。少しでも学生の将来選択や就職の手助けになるようにと行われている授業であるために、期末テストが履歴書の作成でも許されているのではないでしょうか。簡単だろうと油断せずに取り組み、授業もより一層集中して聞きたいと思います。試験と言えば、今月のHSKの試験は我らが上海師範大学で行われる予定です。交換留学生の条件にもHSKの受験があるため、自分の留学先の大学で行われるのに合わせて受験するのも一つの手だと思います。私は申込日を過ぎてから上海師範大学で行われる事を知ったので、おとなしく帰国後に試験を受けようと思います。

 

レンタルサイクル

後期になってから、上海師範大学付近では大きな変化がいくつかありました。まず、大学の正門を出てすぐのところにたくさんあったお店が全て無くなってしまいました。ワンタンや四川ラーメン、タピオカ、寿司、唐揚げなどの小吃店やコンビニ、文房具屋さん、雑貨屋さんもきれいに無くなってしまって今やただの壁と化しています。これは上海市の定める条例による景観保護が目的で立ち退きを余儀なくされたと思われます。これらのお店に思い入れがある分とても残念です。前期は大学前に多くの食べ物屋さんがあったことでお昼ご飯に困る事は無いに等しかったのですが、後期は仕方なくデリバリーをしたり校内の食堂などで済ませる事が多くなりました。以前は桂林公園の駅前に少しレストランが残っていたのですが、それも最近取り壊されてしまいました。取り壊しの後ここにはどうやら地下鉄の駅が新しくできるようです。取り壊されたビルには東北料理のおいしいお店が入っていたのでそれも惜しいです。そして、この半年での最も大きな変化が、街中にレンタルサイクルが溢れるようになったことです。つい半年前まで見られなかったレンタルサイクルが、夏休みが終わった途端、街中に姿を現したかと思えば、私たちの予想に反して瞬く間に普及しました。上海に帰ってきてすぐの時はまだちらほらしか見かけることが無かったレンタルサイクルも、今では様々な種類のレンタルサイクルを1日に何台も見かけるようになりました。また、レンタルサイクルの使用法も大変簡単で、あらかじめ使用したいレンタルサイクル会社のアプリをスマートフォンにインストールしておき、いつでも使いたいときに道端に止めてあるレンタルサイクルを見つけ、サドル後方にあるQRコードを読み取ればすぐに使用できます。使用後は上海市内の所有地以外のところだったらどこにでも自由に止めて良く、使用料金はアプリと連携しているネットバンクで支払う仕様になっています。レンタルサイクルは料金も大変安く、自宅から駅までのちょっとした移動や休日のおでかけに大変便利です。これをきっかけに空気汚染も少なからず改善すればいいなと思います。