Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2016年12月号 国際文化学部 E.T

「試験について」

後期の期末テストは1月9、10日にあります。対外漢語学院では、一学期に中間テストと期末テストの2回テストがあります。私の中等二級クラスでは4科目の授業があるのでテストも4科目あり、1日に2科目づつで2日間あります。出席点とテストの点数と授業中の発言や参加姿勢で成績が決まって、特に期末テストの結果は大きい割合を占めます。なので、期末テスト前は中間テストの時よりもみんな気合を入れて勉強していたように思います。勉強をする際、一番いいのは中国人に教えてもらうことだと思います。後期になると中国人の友達もできると思うので、日本語と中国語を教えあったりできると更にいいです。

私は個人的に、前期に比べてスピーキングに対する苦手意識がなくなりました。前期はスピーキングのテスト準備もリーディングと同じようにしてしまっていましたが、後期になってドラマやテレビ番組を理解できるようになると、耳や口で覚える方が早いことに気づいて、しかもスピーキングはもともとそう勉強するものだと言われ、勉強態度自体に変化があったと思います。その時にもやはり中国人の友達と会話したり発音を聞いたりするのが一番の勉強法だと思います。

期末テストの結果が出ると、その学期の出席率と成績などが書かれた証明書のようなものがもらえるのですが、これは自動的ではなく自分でオフィスに行って申請しないともらえません。また、資料をもらっても内容を必ず確認してください。今回その証明書をもらったあと確認すると、授業内容しか書かれておらず授業時間がわかりませんでした。その理由を言って再度申請すると、次の日にすぐ受け取ることができました。交換留学で単位認定の資料は大事なので、先に確認しておくといいと思います。

 

 

「中国茶」

私が好きな中国の文化の一つに中国茶があります。日本のお茶は葉っぱを使ったものがメインですが、中国は葉っぱ、花、果物などたくさんあり、一つ一つの種類も豊富です。葉っぱのお茶では鉄観音が一番有名です。中国のお茶はどれも香りが印象的で、鉄観音も色は薄いですがふんわり漂う葉の優しい香りにほっとします。葉っぱを使ったお茶ですし見た目も日本の緑茶と似ていますが、味は全然違うのでぜひ飲んでみてください。私が一番好きなのは花茶です。花茶は花の香りが強くわかりやすく、その葉に近づくだけで何の花かわかります。甘いものが好きなら薔薇、香りが好きならジャスミンや金木犀など自分の好みを見つけるのも楽しいです。私はジャスミン茶と菊茶が好きです。菊茶は本当に菊の花の香りがいいのと、黄色い小さい花がかわいいです。見た目のきれいさを重視するなら工艺花茶が素晴らしいです。丸く閉じた大きいつぼみのようなものを透明のコップや急須に入れ、上からお湯を回しながら注ぎます。すると30秒~1分かけてお湯の中で大きな花が咲き、お茶も出来上がります。使われている葉や花によって味も香りも咲き方も変わりますし、本当にお茶を飲むことを楽しめる伝統技だと思います。果物では柑橘系が多く、梨・なつめ・苺などもよく見かけます。たくさんの果物が同時に入っていることもあります。私がよく飲むのはレモン・金柑で、少し甘いけどさっぱりした味が好きなので特に夏によく飲みました。中国は飲み物、特にお茶の種類が本当に豊富で、重要なのはその多くの種類が日常的に飲まれていることです。普通の中国人なら詳しい人でなくてもたくさんのお茶の種類とその効用、どの時期に何を飲むのがいいのかなどを知っていて、聞けばいろいろ教えてくれます。また、広い国土のそれぞれの地域に特産のお茶があり、中国人同士のおみやげにもお茶は人気だそうです。中国ではお茶を飲むとき、季節関係なく暖かいものを飲みます。暖かいお茶を日ごろからたくさん飲むと体内の悪いものが流れてニキビなども治るそうです。中国茶の種類は本当に想像以上に豊富です。中国へ来たら中華料理と一緒に中国茶も飲んでみてください。