Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

上海師範大学
2019年10月号 国際学部 Q.W

カルチャーショック

 カルチャーショックは上海に来てたくさんありました。まずは売店などでの店員の対応が日本とは違います。一概には言えませんが、会計時、現代のキャッシュレス決済のせいか定かではないですが、挨拶がありません。QRコードを読み取り商品を持って店を出ます。値段がわからない時や買い物袋をもらう時などに言葉が出たりします。ファミリーマート、セブンイレブンなどのチェーン店になると挨拶があります。なので個人でやっているお店ならではの対応だと思います。あと私が体験した事ですが、道の角にある小さな売店で買い間違えた時に返品ができなかった事です。たまに性格が図太い店員さんがいますので、通報するなどと言えば相手も違った対応をしてくれます。中国では一度払ったお金は2度と戻らないと覚悟した方が良いです。なので、何事も払う前に確認が大事だと学ばされました。

 次は交通面です。人が多いので車も多いです。日本では車より人が優先ですが、中国は逆です。日本と違い多くの道路では車が右に曲がる時信号は無視して良いものになっています。交差点を通過する時には安心して渡らずに、左右を見て注意して渡る方が良いです。信号無視をする人が多いので、最近は歩道信号にカメラが設置され、無視したら記録に残るようになりました。IDカードに顔が記録してあるので、すぐにバレてしまいます。カルチャーショックはたくさんありますが、数ヶ月生活していれば慣れるものです。

 

顔認証

 カルチャーショックでも述べましたが、横断歩道の信号機に顔認証技能があるほど、今の中国では顔認証に力を入れています。ホテルのチェックインもIDカードを出して顔認証、上海の空港の出発も顔認証で通ります。到着時には中国人専用出口でも顔認証するだけで一瞬で出られます。最近になって大学内の至る所に顔認証が使用されています。まずは学内の飲食店で、アリペイでの支払いになります。仕組みは、アリペイの初期登録と同時に顔とIDカードを登録するので、顔認証ができます。支払いの流れは、定員さんに顔認証で支払いといい、機械の前に顔をかざして決算完了です。10秒もかかりません。次に、学校の自販機も顔認証が導入されました。これはwechatで支払いをし、自販機で初期登録時に電話番号を入力します。仕組みはwechatの初期登録時に電話番号を入力していて、尚且つ銀行の登録時にIDカードを登録しています。wechatと銀行が連携しているため顔認証が可能になります。流れは買いたいドリンクを押して顔認証支払いを選択し、携帯電話番号の下四桁を入力すれば決済完了です。顔認証が普及すれば携帯を忘れた時でも決済が可能になるメリットがあります。デメリットとしてはキャッシュレスは便利ですが現金を使っている感覚がなくなります。私自身、久々に残高を見てみるとびっくりするぐらいお金が減っています。なので常に金銭感覚を保つ事が大事だと思いました。

 

写真 左アリペイ 右wechat