Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

タマサート大学
2026年1月号 文学部 Y.Y

①試験について

 私の所属するPridi Banomyong International College(以下PBIC)では、ほとんどの科目に定期試験があり、1セメスター中に中間・期末の2回行われます。両方とも筆記、座席指定、授業によっては制服着用が求められるなど比較的厳格に行われ、定期試験が成績の大半を占めます。私の場合、日本で履修していた授業のほとんどがレポート試験かつ、筆記試験のある科目でも中間はレポート、期末のみ筆記という授業が多かったので、中間・期末と両方とも机に向かって定期試験らしい試験を受けるのは高校生ぶりで少し懐かしい感じがしました。試験期間中は図書館の閉館時間が通常21時半のところ23時まで延びるなど、学校全体がいわゆる「試験期間モード」になり、学生は一斉に試験勉強に励みます。日本国外ではかなり重視されているGPAはタイでもかなり重要なようで、学生は高いGPA を獲得すべく定期試験で高得点を目指します。GPAの評価基準は日本とかなり異なっており、タイでは85%または80%以上で4と、90%以上で4となる日本のシステムより高いGPAを取りやすくなっているのではないかと思います。またF、すなわち落単となるのも、日本の場合60%未満のところ50%または40%未満となっており、日本との違いに驚くと同時に、大学内でも授業や先生によって幅があることにも大変驚きました。試験の難易度は先生によって非常に様々ですが、基本的に記述式で、持ち込み厳禁となっています。暗記系からエッセイまで出題形式も幅広く、対策や傾向は掴みにくいため、授業中に言及される試験の詳細を押さえておかなければなりません。もちろん成績は定期試験のみならず、出席やプレゼンテーション・提出物等の総合評価となりますが、ほとんどの場合で70%以上を占める定期試験はしっかり点数を取らなければならない部分となっています。

②PBICで開催されるイベントについて

 PBICには様々な国からの留学生が多く、留学生向けのものはもちろん、タイ人の学生と一緒に参加して交流できるようなイベントがほとんど毎月開催されています。1月は留学生8名、タイ人の学生3名と一緒に3泊5日で北タイ・チェンマイの山奥へ行き、地域のコミュニティ活性化に関わる活動をしました。具体的には、山岳民族の一つであるカレン族の一派のコミュニティを訪れ、その地域の子供達とゲームを通して英語を学んだり、ピザやパンケーキを一緒に作ったりなどのボランティア活動を行い、英語学習玩具や色鉛筆、ぬいぐるみなどを寄付しました。これらはCSR活動(Corporate Social Responsibility)=企業の社会的責任活動といわれ、地域や社会をより良くするために環境・教育をサポートする支援活動を指します。これまで私自身、特にボランティア活動などに参加したことはなかったのですが、この活動を通して、どんな形であっても自身が社会に貢献できる何かを持っているということを初めて自覚でき、それをもって誰かに喜ばれることの嬉しさや意義深さ、また自分自身が社会の一員であるということについて実感を持って考え直すことが出来ました。他の留学生・タイ人の学生ともこの活動を通して友好関係を深めることができ、かけがえのない思い出となりました。このような泊まりがけのイベントは1セメスターに1回のビッグイベントで、他は校内や日帰りなどで行われます。様々なイベントを通して学び、出会い、そして新しい経験をするのもとても有意義なことだと改めて感じました。

チェンマイでの活動の様子

   

↑子供達と塗り絵やお絵描きなどもしました。

 

↑地元の方の伝統的なお家で、北タイ料理をいただきました。貴重な経験となりました。