Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

同済大学
2017年10月号 経営学部 H.H

〇カルチャーショックについて

日本と中国は距離は近いですが日本には日本の文化があり、中国には中国の文化があります。似たような文化もあれば当然カルチャーショックもあります。たくさんありますが、いくつか紹介します。

まず公衆トイレについてです。日本の公衆トイレには基本的にトイレットペーパーが備えられていますが、中国ではデパートなどの大型施設以外のトイレにはトイレットペーパーが備えられていません。ですからポケットティッシュを常に持ち歩いておかないといけません。また日本のトイレでは紙をそのまま流せますが、中国ではそのまま紙を流してはいけないトイレが多く、その場合トイレ内のゴミ箱に捨てる必要があります。

次に交通手段についてです。中国の地下鉄は非常に安く、主な移動は地下鉄で十分だと思います。また中国ではofoやモバイクといった公共自転車がかなり普及しています。町中のいたるところにあり、自由に乗り捨てることができます。地下鉄で行きにくい所へ行くときなどに利用するといいかもしれません。しかし終電が日本に比べ早いので、終電を過ぎるとタクシーを使うといいかもしれません。タクシーの数かなり多いのですぐに捕まえることができます。料金は地下鉄に比べると少し高いですが、それでも日本のタクシーよりかはかなり安いです。

最後に身の安全についてです。上海の治安は思っていた以上に悪くなく、日本にいるときとあまり変わらないのですが、それでもやはりスリなどには気をつけるべきです。私の友達で、すでに4人ほど中国で携帯を無くしています。またレストランやカフェで荷物で席を取るのもやめましょう。荷物から目を離した隙に盗られることが十分にあります。しかし大学内はで24時間体制の警備員がたくさんいるので安全です。


VPNについて

中国でインターネットを使用する際に、中国で通信したデータはすべてグレートファイヤーウオ―ルと呼ばれる中国当局が運営している検閲プログラムを通過します。そのため日本では当たり前のように使えていたLINETwitterFacebookInstagramYouTubeなどのSNSは中国では規制されていて使えません。またGoogleも使えなかったのですが最近Yahooも使えないことが多いです。しかしこれらSNSが中国で全く使えないということではありません。VPNVirtual Private Network)を使えば中国でもそれらSNSを使うことが可能になります。簡単に説明すると、他の国のサーバーを経由してインターネットにアクセスする仕組みです。中国に行く前にスマホやパソコンにアプリをインストールしておくことをおすすめします。またVPNは無料から有料までさまざまな種類があり、すぐにつながるのもあれば、全然つながらないのもあるので複数インストールしておくといいかもしれません。また今年は5年に一度開かれる中国共産党第19回全国代表大会が1019日から開かれ、その党大会に向けてVPNの規制が今まで以上に厳しくなり、今まで普通に繋がっていたVPNが全然繋がらなくなりました。私はつい最近三つ目のVPNアプリをインストールしたばかりです。このVPNの問題も中国に留学する前には知っておくべき問題のうちの一つかなと思います。