①渡航・現地での留学先までの移動について
はじめまして。2023年9月からフィンランド、オーボアカデミー(Åbo Akademi)、トゥルクキャンパスで10か月間交換留学をするNHです。
まず、渡航のことについて話します。渡航は個人で往復のフライトを取りました。色々吟味しましたが、この方法が一番安く済むと思います。帰りの日の便も仮で決定しましたが、追加料金で変更が可能なので片道づつ旅券を買うよりも安くなります。
フィンエアーの直行便で関西空港からヘルシンキ空港到着まで13時間ほど。座席が真ん中で心配だったのですが、両隣の人たちと非常に仲良くなりとても快適でした。
フライトが無事終了し、ヘルシンキを少し観光した後、バスでトゥルクに向かいました。トゥルクのバス停からはチューターの方に車で寮まで送ってもらいました。チューターの方とはお互いの予定を合わせないといけないことがあるので、なんでもわかり次第チューターにはできるだけ早く連絡するようにしています。
自分自身海外に行くこと自体初めてのことで、最初電車の乗り方やバスの乗り方、物の買い方なども全て日本と違って本当に何もわからなかったのですが、飛行機で知り合った現地の方にトゥルク行きのバスまで全て案内してもらったので本当に助かりました。
②ビザについて
ビザ(在留許可)について話します。結論から言うと、私はこの工程で最大の失敗を犯したと考えています。もしこれを読んでいるあなたが留学を計画しているなら、今から私が言うことを避けるために今すぐ行動してください。
まず最初に留学先の大学から留学の許可書が送られてくると思います。手順としてはそこから在留許可申請の手続きを始めるのですが、私の場合この時点ですでに手遅れで、在留許可が降りず結局予定より2週間遅延して渡航することになりました。そしてこの2週間のギャップは私にとってすごく大きなものでした。在留許可の取得の工程は最低でも2か月以上かかると思ってください。
手遅れになった理由を説明します。まず在留許可を取るためには資料を提出したりするため東京にあるフィンランド大使館に行く必要があるのですが、この時期は非常に混んでおり予約をとることが非常に難しいということを知らなかったため、そしてその工程を終えてから実際に在留カードをもらえるまでここまで時間がかかるということをを知らなかったためです。
あなたが遅延を防ぐために大学からの許可書が出る前にできることが3つあります。①ビザのアプリケーションを全て終わらす、②大使館にもっていく資料を許可書以外全てそろえる、③許可書が既に出ていそうな日程に早めに大使館を予約しておくことです。これにしたがってください。参考までに、私の許可書が出たのは5月末ごろで、その時点で大使館の予約は7月末まで埋まっていました。
③オリエンテーション・授業選択について
先ほど話したように、私は2週間遅延して現地到着しました。8月28日がOfficial arrival dayとなっていて、最低この日までに到着していないといけないという日です。私は9月8日に到着しました。
28日から1週間かけて行われるオリエンテーションやウェルカムパーティー、新入生向けのイベント、各種説明会等、そして9月4日の週から始まる授業、全て渡航したときには終わっていて、不参加での留学となりました。もちろん現地到着して大学の登録作業を終えた時には、履修期間は終わっており秋セメスター第一ピリオドの授業は一切取れませんでした。なんとかまだ募集中の授業を探して、10月中旬頃からやっと週に1回だけ授業に参加できるようになります。
何も知らない、誰も知らない、行く学校もない。この状況で夢に見た留学の最初の1か月をスタートしました。
はじめは想像していた留学生活はと全く違うものが待ち受けいたのですが、後にこれを自分の力を試すチャンスだと前向きに考えるようになって、心がだいぶ楽になりフィンランドでの暮らしを楽しめるようになりました。