Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーボアカデミー大学
2025年5月号 国際学部 M.I

①この留学を振り返って

留学が終わった今となってはとても時が過ぎるのがはやいなと感じます。私がこの留学の目的としていた「教育について学ぶこと」と「英語力の向上」について言及します。教育の質が高いと言われるフィンランドで教育のことについて学ぶことがとても楽しみでした。そして、渡航前からどうして質が高いと言われているのだろうという疑問がありました。私の予想としては、現地の小学校で何かヒントを見つけられるかなと思っていました。そして実際、もちろん現地の小学校では日本の学校と環境にかなり違いがあり新しく学ぶことがありました。しかし、私の中で見つけた教育の質が高いと言われる理由は「教員養成」にあると思いました。例えば、教員免許を取る過程で日本では基本的に約3~4週間(校種による)の実習が1回だと思いますが、オーボアカデミー大学の小学校教員を目指す過程の学士を取得するまでの3年間の中で約1か月の実習が1回に限らず数回あります。また、講義でも実際の教育現場の場面を考えた課題が多くあったように思いました。次に英語力についてです。この留学を通して、英語が流暢に話せるようになったとは思いません。そして、とても英語力が上がったとも思いません。この留学で自分の英語力の現実を知ることが出来たかなと思います。少し向上したと感じるところは、留学する前と比べると少しスピーキングの幅が広くなったかなとは思います。しかし、気づいたことは英語力について一番気にしているのは自分だということです。私は常に自分の英語が拙い英語だと思っていましたが、周りの人は英語力など気にせず普通にコミュニケーションを取ってくれます。まとめると、この留学を通して様々なことに気づくことが出来たと思います。

 

②留学経験をどのように活かすか

この留学を通して気づいたことがいくつかありますので、その気づきをこれからの将来や生活をする中で活かしていきたいと思います。英語面に関しては、まだまだ勉強が必要だということに気づきましたので、これからも引き続き勉強を続けます。特にアカデミックな英語が非常に難しく理解に苦しむことが多々ありましたのでそのあたりにも焦点を当てて勉強します。また、授業や実習等を通して教員になるための知識面について得ることがありました。現地の小学校の見学を通し様々な自分にとっては新しい授業内で行うアクティビティを知ることが出来たので、日本の学校でどのように活かせるかについて考えていきたいです。それから、この留学中にたくさんの優しい人に出会いました。私が授業の中で苦戦しているときに声をかけてくれたり、グループワークをする中で常に誰も嫌な気持ちになっていないかを気にかけてくれていたりなど、意識しないと気づけないような小さなことに気づき助けてくれる人がいました。そして、気づいたことに対して、気づいて終わるのではなくしっかり行動を起こしていることがさらにすごいと感じました。ですので、自分も出会った優しい人たちのように何かに気づき、その何かに気づいたらそれに対してしっかり行動できるような人になりたいです。

 

夏が近づいている様子

ヴァーサで見つけた桜

友だちと作ったシナモンロール