Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2023年6月号 国際学部 M・Y

▶︎この留学を振り返って

オーフスに着いて最初の7ヶ月は北欧特有の暗い冬に直面し、慣れない授業システムや文化に必死に慣れようと努めながら過ごしていました。一度、ホームシックとストレスが限界に達し、ルームメイトたちの前でひどく取り乱したことがありました。過去の留学レポートでは前向きな事ばかり書いていましたが、辛くなるような場面も沢山です。しかし今留学を振り返って、経験して良かったと思えるのはそのような場面です。実際、取り乱したことをきっかけにルームメイトとの距離が縮まり、気持ちをオープンに話せるようになった上、お互いの調子を伺う習慣も生まれました。ルームメイトが陳腐ですが、親友だと呼べるのはそのお陰です。旅行より何より、別れ際に涙して見送ってくれるような友達に出会えたことが一番の成果です。

帰国まで50日を切った頃から帰国を指折り数え待っていましたが、それに反して帰る心の準備ができていないのが現状です。デンマークで1年過ごしたことにより、今なら日本を違う角度で見れる気がします。それが自分にとって良いことかそうでないかは分かりませんが、自分が生活する環境を改善する比較対象ができたことは徳であると思います。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、オンライン留学に切り替えるクラスメイトが多い中、休学してでも現地渡航の留学を決断して心から良かったと思います。「30歳になったらオーフスで再会しようね」なんて話を実現できればと願っています。

 

▶︎留学経験をどのように活かすか

デンマークでの留学生活で得たものは2つあります。一つは完璧主義がなくなったこと、そして積極的な行動力です。私は自分に非現実的な理想を求める傾向がありました。例えば必ずいい成績を納める、TED TALK並の印象に残るプレゼンテーションをする、ネイティブ同様の英語を話すなどです。特に英語に関しては、間違えるくらいなら間違えを確認してから、或いはもう英語を話さない方がいいという考えに至ることが多くありました。デンマークで留学して良かった点は誰もが英語を第二言語として利用しているため、少しのミスやアクセントを気にしないことです。日本で生活していた時には、英語ネイディブスピーカーとそうで無い者で別れていたため、間違える度に恥ずかしいと感じていました。が、留学してからはミスして当たり前。誰も完璧を求めていないことに気づき、自分に課していたハードルを軽減することができました。

完璧主義でなくなった結果として、自ら働きかける行動力が身につきました。分からないことは人に聞いてみる。週末予定がなくて寂しい気持ちになるなら誰かを遊びに誘ってみる。趣味が合う人がいないなら、その場にボランティアとして参加してみる。どれもハードルが下がったからこそできたことだと思います。この積極性は社会人として働く上ではもちろん、大学で出会った友人との交友関係の維持や、生涯学習など多岐にわたって活用できると思います。デンマークで培った行動力、英語力、そして出会った友達を今後とも日本でも維持、継続できればと思います。