Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2011年11月号 文学部 A.S

試験について

 

まだ試験という試験は受けていないので、詳しいことは分かりませんが、唯一Castellanoのクラス分けの際に受けたものについて言えば、90分間で文法、作文のテストを行いました。文法は問題数が多く、直接法はもちろん接続法も含めた全ての文法問題が出題されるので難易度は決して易しくはないです。だからよく勉強しておくことをお勧めします。作文はある簡単なテーマについて書かなければなりませんが、けっこうな分量を書かなければいけないのでなかなか大変です。90分間は長いようですが、実際受けてみてあっという間に過ぎてしまいました。もっと勉強しておけばよかった・・・。しかしこのテストはあくまで個人の実力を量るためのものなので、背伸びせず気楽に受けて大丈夫だと思います。なぜならどのクラスになってもしっかりとした勉強はできるからです。どんな結果であれ、これから頑張る気持ちで行きましょう。前にも言いましたが、こちらの生活はどんな些細なことでも自分にとっては勉強になったり、良い経験になると思うのでたくさん成長できると思います。

試験ではありませんが授業では頻繁に小テストをすることがあります(Castellanoではまだありませんが、ArabeやJaponesのクラスではよくあります)。これは龍大ではあまり経験しなかったことなので少し大変です。まるで高校の時に戻った気分です。これでも良い点数をとりたければ、こちらの学生のように日々少しずつでも勉強しましょう。

 

治安、危険を感じたこと、トラブル等について

 

これまで約3ヶ月間バルセロナで生活してきましたが、個人的には何のトラブル等もなく平穏無事に生活できています。寮での生活においてはお酒を飲んだりして騒いだりする人はたくさんいますが、盗難など事件等は耳にしていないので楽しく毎日を過ごせています。僕の部屋は0階(日本の1階)にあり、窓からも直接外に出れるような場所にあるので、もちろん戸締りといった基本的なことはしていますが、たまに忘れても何もないので寮自体はとても治安がいいと僕は思います。たまに車でドリフトをしてる人がいたり、マリワナのにおいがする時がありますが、無視したり近づかなければ何ら問題ありません。

市内でも特にトラブル等はなく、普通に生活ができていますが、全く警戒しなくていいというわけではありません。大通り等はたくさん人がいたりして賑やかですが、一つ道を曲がって脇道に入ってしまえば雰囲気ががらっと変わり、少し怖い道もたくさんあります。また昼間と夜間でも雰囲気ががらっと変わります。昼間に通れたからといっても、夜間はいろんな危険が増えると思うので、できるだけ広い通りを通った方が良いでしょう。

僕なりの結論としては、やはり日本のような気持ちで生活することはできない、ということです。慣れてきたからと言って油断せず、常に危ないんだという認識を少しぐらいは持って行動するようにしましょう。

 

自由テーマ(日常について)

 

9月26日からの語学学校(SIM)のクラスは人数不足のために開講されませんでしたが、11月9日からSIMのクラスが開講されました。期間は11月9日~2月6日+テスト期間といった感じで、1日2時間を週4(月~木)の時間割で通っています。これまで授業が少なく時間が余っていましたが、SIMに通うようになり毎日が少し大変だけど充実してきたように思えます。授業は全てCastellanoで行われ、各国の留学生たちと一緒に受けています。先生の言っていることを理解するのが難しくとても大変です。内容は文法や聞き取り、会話についてで、文法は大丈夫ですが、聞き取り、会話については聞き取れないし、何より単語力のなさで苦労しています。他の生徒は、文法はまあまあですが聞き取る能力と単語力はすごいです。そのため授業中は彼らに頼ることが多々ありますが、その追い込まれた環境のおかげで今は前より勉強に身が入っているような気がします。

また今月はUABの学園祭が11月10日にありました。日本の大学の学園祭より本格的で至るところで出店やステージが設置されていました。学部の建物の前やキャンパス内の広場には全然前に進めないほどたくさんの人がいて、大騒ぎでした。友達は昼間からずっと酒を飲んでいて、僕が夕方に合流した時には既にべろべろでしたが、僕らはそのまま次の日まで一緒にFiestaを楽しみました。こっちの人たちは本当にFiestaが好きなんだなぁということを改めて認識できた日でした。