Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2011年11月号 文学部 S.N

Vila universitària試験のこと

試験は1月中旬あたりにあるそうなので、まだどういうものかはわかりません。レベル分けテストや小テストはありましたが、定期試験はまだです。また、私は今、SIMという語学学校に通っているのですが、まず入るときにレベル分けテストが行われます。パソコンに向かって問題を解いていきます。1問目は長文の穴埋め問題です。これはわかるところは書いて、わからないところをすべて空欄にして提出したのですが、なぜか0点になってしまいました。2問目は確か文法問題だったと記憶しています。簡単なものから難しいものまでたくさんの問題が出題されます。まず、その2問を総合したレベルが6段階評価で表されます。その後、SIMの教師と一対一で会話をします。私が当たった先生は優しく、微笑みながら、会話をしてくれました。受けたのは9月だったので、数少ない語彙力の中から搾り出してなるべく多く話すように心がけました。先生もわからない言葉があれば「これ?」といった風に助けてくれたので、安心して受けることが出来ました。パソコンで受けた試験の出来は悪かったのですが、先生は少し評価を上げてくれました。その先生いわく、話す内容ももちろん、「話そうとしている姿勢が大切」なんだそうです。そして、SIMでは最後にテストがあるそうです。まだいつあるかはわかりませんが、学部の試験とあわせてまた後日、報告しようと思います。 

 

治安、危険を感じたこと、トラブル等について

グエル公園のドラゴン

9月からもう3ヶ月間もスペインにいますが、幸いにも私はまだ犯罪等の被害にはあっていません。スペイン語の先生方からは何度もバルセロナは危ないと聞いていたので、少し拍子抜けしたくらいです。しかし、これは本当に幸運なことだということを心にとどめて、いつ被害にあうかわからないので、十分に注意を払って生活しています。バルセロナの中心街にある、ランブラス通りにはたくさんの売り子(おもちゃや花を売っている)がいますが、基本的に彼らのことは無視しています。トラブルに関しては、些細なことですが、こんなことがありました。アメリカにいる叔母が私宛に荷物を送っていました。ここでは不在通知が入っていたらオフィスへ受けとりに行かなければならないので、私は郵便局のオフィスに行きました。不在通知を見せて出てきた荷物は、アメリカから送られた荷物ではなく、同じ時期に送ってもらっていた日本からの仕送りのものでした。しかもその1つだけ。この荷物にはまだ不在通知が届いていませんでした。「その1つだけ?」と聞いたら、「そうだよ」の返事。私はその不在通知に、荷物の出所がアメリカと書いていることを次げると、「それは配達する人が書き間違えた」の一点張り。何度言っても「これだけ」といわれました。腑に落ちないながらも、一度はオフィスを出ましたが、やっぱり気が済まなかったので、もう一度掛け合ってみました。するとその職員は、あっ、と何かを思い出したかのように棚を探りました。そして、ついに私のもう一つの荷物が出てきたのです。「ごめんね、あったよ」と謝ってくれたのですが、やはりここではこういうことが普通におきるのだなとしみじみ感じました。納得いかなかったら何度も掛け合うことが大切だと思います。

 

サングリア自由テーマ

上記の危険を感じたことに少し付け加えます。こちらのマリファナ事情です。やはりスペインは西洋ということもあり、マリファナなどの麻薬に対して取り締まり方が大分ゆるいです。(スペインだからかもしれませんが)日本では、売り買い、栽培、所持、すべて捕まるのは当たり前ですが、スペインでは所持しているだけでは逮捕にならないそうです。栽培も同じく注意で終わるとききました。しかし、麻薬を売ると捕まるそうです。どうしてそこの線引きがゆるいのかは私たちには理解できませんが、普通に生活している上で、マリファナを吸っている人を見かけることはよくあります。つい最近、学園祭のようなものがあったとき、夜、人ごみの中を歩くと、マリファナのにおいがいたるところでしました。においが強すぎてのどが痛くなるほどでした。街中でもよく見かけます。また、スペイン人の友人と遊んでいても、その子が吸うこともしばしばあるそうです。(私はまだ遭遇していませんが) また、マリファナまで行かなくても、こちらの喫煙率は高めだと思います。特に、女性の喫煙者は日本より断然多いと思います。そして、日本のように縛りはきつくないので、歩きタバコ、ポイ捨ては普通です。煙草はともかく、マリファナは、日本では禁止されていることなので、スペインに来たから少しくらいなんて思わず、断る勇気を持つことも必要だと思いました。