Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2016年12月号 経営学部 R.K

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

バルセロナはサグラダファミリアを始めとする、ガウディの手がけた建築物の他に、FCBarcelonaのホームスタジアムであるカンプ・ノウがあったり、料理も美味しいのでスペインでも指折りの美食の街として魅力的な観光都市です。街を歩けば、いたるところに観光旅行の外国人が多く目につきます。

現状、スペイン経済はあまり良い状態ではないので失業率は高く、ギリギリの生活をしている人々が多くいることは事実です。そのせいか観光客を狙ったスリが頻繁に起きており、私の友人もその被害にあっています。私自身その標的にされたことは何度もありますが、幸いにも何かを盗まれたことはまだありません。

彼らの手口は非常に巧妙です。人の善意を利用してきたり、チラシ配りのフリをして近づいてきたりします。1人の時もあれば、グループでスリを働くこともあります。注意をしていてもどうしようもないことがあります。なのでまずは関わらないことが一番大事です。歩いていてそこで足を止めると相手の思う壺です。なにか声をかけられても無視して立ち去る。簡単に近寄らせないことが私たちができることだと思います。

とはいえ、スペインという国は陽気な国です。とても明るくて優しい人は非常に多い上に、彼らに助けらることや日本人として学ぶことも多くあります。だからあまりに注意をし過ぎて、彼らと仲良くなれなかったら留学生活はもったいないと思います。信頼できるかどうかの線引きは難しいですが、うまく付き合っていける距離感を見つけるのが重要だと思います。

 

②年末の過ごし方

スペインの文化について少し知っている人ならご存知だと思いますが、スペインのクリスマスは大体12月初めから1月の6日までクリスマスです。またスペインの大晦日ではカウントダウンの時に鐘の音と同時に Uva (ぶどう)を12個食べます。これがスペインの大晦日の一般的な文化です。一般的には家で年越しをすることが多いですが、近年スペインでも屋外で新年を迎えるスタイルが定着し始めています。

バルセロナで市内を代表する2つのplaza(広場)があります。1つはPlaça de la Ctalunya(カタルーニャ広場)、もう一つがPlaça de la Espanya(スペイン広場)です。まず、カタルーニャ広場では簡易なマーケットと子供達が楽しめるような展示が設けられています。大体12月20日からクリスマスが終わる1月6日まで出し物は設置されているので多くの人々で賑わっています。こちらは年越しイベントとはあまり関係ないですが、スペイン広場では大々的に年越しイベントが開催されます。広場の前は交通量の多いロータリーがありますが、歩行者天国になり、その辺一帯が人で埋め尽くされます。カウントダウンの時の花火が目的で若者を中心に多くの人が訪れます。

私はスペインの伝統的な年越しをして友人の家で2017年を迎えました。どちらがよかったかな。と今思えば、伝統的な文化に触れられたのはよかったですが、思っている以上に地味です。(笑)若者向けの屋外で年越しをした方がもっと面白かったかなと感じました。

初詣はサグラダファミリアです。