○試験について
前期の学部の試験期間は、学部や取っている講義にもよりますが、おおよそクリスマス休暇が明けてすぐの一月上旬から1月いっぱいまででした。早い人で1月中旬、遅い人では1月末まで試験がありました。
試験結果は、ほとんどの講義が1月中に開示されます。遅くても2月の第一週目までには開示されます。というのも、バルセロナ自治大学には春休みというものがほとんど存在せず、今年の場合2月10日から後期(2学期)が始まるからです。
私が前期に履修していた、スペイン語を学ぶ授業である “Idioma castellà per a traductors i intèrprets 1” (翻訳者・通訳者のためのカステジャーノ)では、試験はいつも講義を受けている教室で、いつもの講義時間に始まりました。内容は選択問題、長文読解、作文、そしてリスニング問題でした。正直、リスニング問題は少々難しいと感じましたが、それ以外は普段から勉強していれば簡単に解ける問題でした。試験時間に関しては正確には覚えていませんが、14:30~17:00頃までだったと思います。しかし、テスト問題を解き終えた学生は、教卓にいる教授にテスト用紙を提出すれば退室することができるシステムでした。
ちなみに、バルセロナ自治大学(UAB)全体でなのかどうかは分かりませんが、基本的にテストは選択問題・筆記問題に関わらずボールペンで記入しなければいけません。
講義によっては、テストはなく、その代わりに学期中に何度かレポート課題を提出するものもありました。
UAB敷地内の桜(バルセロナでは桜は2月に咲きます)
○物価について
留学するに当たって最も気になることの一つに、その国や都市の物価がどうであるか、があると思います。
まず結論から言うと、総合的に見てバルセロナは日本と比べて物価は高いです。
詳しく言うと、レストランやファストフード店などの飲食店や観光スポットの入場料は日本より大分高いです。日本で飲食店で食事をする場合、1000円あれば十分に満足できることが多いと思いますが、ここバルセロナのレストランでは普通の量で、安くても1500円はします。マクドナルドやバーガーキングなどのファストフード店ではセットを注文すれば1000円以上かかります。しかしバルセロナには中東系の移民が経営している安くてお腹いっぱい食べられるケバブ屋が沢山あるので、お金を節約したいときはそこに行っています。これはどこの国や都市も一緒かもしれませんが、有名な観光スポットや大通りの周りにあるレストランは観光地プライスで他よりさらに高いです。
バルセロナはとにかくカフェが多く、パンとコーヒーのセットで250~500円ほどでバルセロナにしてはお得です。
サグラダ・ファミリアをはじめとするガウディ建築やその他観光名所の入場料は、例えば京都の寺社の入場料より遥かに高く、数千円は下りません。サグラダ・ファミリアは人気のチケットで約4000円します。
アパレルや書店などは日本とそんなに変わらないです。
スーパーはバルセロナ市内などの都市部は全体的にどこも何もかも高いです。郊外のスーパーは全体的に日本と同じくらいか安いことが多いですが、特に野菜や果物、肉などの生鮮食品やパン、お菓子類などは基本的に日本より安いです。
ちなみにバルセロナには駅などに自動販売機があり、水やジュース、パンやお菓子など色々売っていますが高いです。水は60セント(約70円)、コーラは1.50ユーロ(約180円)。
翻訳・通訳学部棟にある自販機。