〇現地の学生、友人について
まず、バルセロナ自治大学(UAB)はスペインの有名な大学の一つなので、スペイン国内の他地域からの学生も多く、さらに世界各国から多くの留学生が来ています。大学内では様々な言語が飛び交い、グローバルなコミュニティーが形成されています。基本的にスペイン語でスペイン人や留学生と話しますが、UABはその国際性から多言語での授業が開講されているので、スペイン語が喋れない留学生も非常に多くおり、彼らとは普通英語で話します。
そしてUABには日本語を学ぶ、または日本に興味のある学生が非常に多いです。翻訳・通訳学部の授業や、毎週開催されるタンデムと呼ばれる現地学生と留学生が交流するイベントなど様々な場面で彼らに会う機会があるので、自分次第や彼ら次第ではあるものの簡単に友達はできます。休日になれば彼らとバルセロナの街に出かけたり、Vilaに住んでいれば部屋やバルで一緒に飲んだりパーティーをします。
また語学学校では、同じレベルのスペイン語を学ぶ世界各国からの留学生と友達になれました。
また、スペイン人を含め欧米人は平日やテスト期間は毎日ずっと勉強、休日やテスト終了後は勉強はせずに遊びやパーティー、というように非常にメリハリがあります。彼らのオン・オフの切り替えや勉強するときの集中力は見習いたいと思いました。
昨年の先輩のマンスリーレポートにもありましたが、やはりスペイン語や英語をある程度話せなければ交流を築くのは難しいと思います。そしてまた、ある程度話せなければ、同じ地域や言語圏の学生で集まってしまいがちになります。
大学や寮だけにとらわれず人と交流する機会が欲しければ、バルセロナ市街地の方に目を向けてみるといいと思います。市街地の方には日本人とスペイン人の交流会や現地滞在日本人との交流会、サッカーに興味があればスペイン人のサッカー同好会のようなチームなど本当に色々な集まりがあります。さらにそれに参加すればそこから繋がって他の色々な人と知り合うことができるのでオススメです。
〇オンライン授業について
私は3月末の日本への帰国後から、UABのオンライン授業を受けています。しかし私が履修している授業では、オンライン授業といってもZoomなど遠隔ビデオ会議システムを用いるのではなく、龍谷大学のmanabaのようなサービス上に本来授業で使うはずだったスライドと録音によるその説明が掲載されたり、先生からメールで、本来授業でやるはずだった内容のプリント、問題プリントやその解説プリントが送られてきたり、同じくメールで学生が最終評価に関わる課題の提出をしています。
最終評価に関わる課題の提出とは、私が履修している「Idioma castellano para traductores e intérpretes 1」では、
・設けられた期日までに課題プリントの提出
・先生が指示した内容について話す動画を撮影し提出
・先生が指示したテーマについての作文の提出
・事実上の期末テストであるオンライン演習への取り組み(これに関しては今のところ詳細不明なので来月号で詳細を記述します)
で、これらによって最終評価が決定されます。
他の履修している授業の最終評価は、レポートなどの課題提出や、インターネット上での中間テスト・期末テストによって決定されます。
この先、今回のような何かの不測の事態によりオンライン授業が行われる可能性もゼロではないので、こういう授業の進められ方がされていることは覚えておいた方がいいと思います。
警戒事態宣言後の様子
Pl.Catalunya (プラサ・カタルーニャ)
大学近くのスーパー
バルセロナ エル・プラット空港