Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2020年5月号 国際学部 T.U

〇カルチャーショックについて

これについては挙げればきりがありません。授業では、スペイン人などヨーロッパ人は先生に意見を述べて議論したり、不明な点はすぐさま質問するなど積極的に授業に参加します。さらに授業中には、授業や他人に迷惑の掛からないものなら基本的にどんなものでも飲食OKです。

スペイン人は本当に政治・社会に関心が強く、非常に積極的です。ここカタルーニャにおいては特に政治的問題が尽きませんが。例えばUABの構内のあらゆる所に政治や人権に関する落書きがされています。昨年10月に大きな問題となったカタルーニャ独立問題の時は、学生が授業を切り上げてUABの中心的広場であるプラサ・シビカで大集会を開いていました。さらにスペイン人が、スペイン人の会話の半分は政治・社会関係だと言うぐらいであり、家族間でそれらについての意見が分かれ不仲になってしまうこともあるそうです。

スペイン人の、人と人との距離は本当に近いです。全く知らない人でも気軽に声を掛けたり、世間話をします。スペイン人は人が大好きです。そのためかスペイン人は本当に優しい人が多いです。これは贔屓でも何でもなく、留学中に数え切れないほどにスペイン人に助けられ、優しくしてもらいました。もちろん留学中にスペイン人のこれってちょっとどうなん、と思うことや理不尽な思いをしたことは何度もありますが、そんなことが気にならないぐらいに数え切れないほどの気持ちの良い思いをしました。

スペインでは、日本と比べて昼食や夕食がとても遅いです。というよりは、全体的に時間感覚が違います。パーティーは若者に関わらず夜10時から深夜2、3時までは当たり前ですし、レストランの夜の部のオープン時間も19時半から、そして街は深夜2時頃まで多くの人で賑わいます。終電も遅い日は午前2時まであります。

 

                  VilaにあるBar

 

 

   プラサ・シビカにある図書館

 

〇テストについて

5月の下旬にテストがありました。新型コロナウイルスによるオンライン授業への変更に関わらず、UABでは後期は5月下旬~6月上旬頃に期末テストがあります。先月号でも記しましたが、後期の成績は、オンライン授業への参加、レポートなどの課題提出、期末テストなどで決まります。

先月号で今月号に記すとしていた、私が履修している科目の一つである「idioma castellano para traductores e intérpretes 1」では、成績に関わる活動は全て5月中に行われました。この科目では、①簡単なレポート課題、②先生から指示された動画を見てそれに対する自分の意見などを動画で撮影し、先生にメールで送信、③期末テスト、で成績が付けられます。③の期末テストは、先ほど記したとおり5月の下旬に行われました。テストはスペインではいつもこの授業が始まる午後2時30分に始まりましたが、時差があるため日本では夜9時半から始まりました。期末テストは2つあり、一つ目は選択問題で、テスト開始時間と同時に先生から問題がメールで送られてきて、解答をWordや紙に書き、制限時間内にその解答をファイルとして先生にメールで送らなければなりませんでした。一つ目のテスト終了後休憩を挟み、また時間になると2つ目の作文のテストが始まりました。先ほどと同じようにテスト開始時刻になると先生からメールで作文のテーマが送られてきて、解答をWordなどに書き、制限時間内にファイルとして先生にメールで送らなければなりませんでした。

あとは近々発表される合否の結果を待つだけです。