Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2025年 6月号 経営学部 N.T

①この留学を振り返って

 今回の留学を振り返って、楽しい生活ではありましたが大変なこともたくさんありました。留学以前は一度スペインには訪れたことはあったので何とかなるぐらいの軽い気持ちでいましたが、いざ長期間生活してみるとストレスに感じることが多くありました。しかし住んでいくにつれて現地の文化や、他国からの留学生の文化に適応していきました。多様な文化を体験できる貴重な時間でした。

 日本には気遣いや察するなどの文化などがありますが海外にはほとんどありません。ないという事は渡航前からも把握はしていたものの実際に生活すると当初は困惑することも多くありました。しかし自分の考えや意思を直接濁さずにいうと意外にもすんなりと理解してもらえました。当初は直接いうのは文句のようになってしまうと考えていましたが、海外ではこれが普通であり互いを知る重要なことであると気づきました。しかし身勝手となるのはまた違うのでここの線引きも生活するにつれてわかるようになりました。

 また大学や寮には様々な国籍の人がいていろいろな文化を知ることが出来ます。特にホームパーティーなどでは各自料理を持ち寄ることが多く、見たこともないような食べ物を食べることが出来ました。食べ物だけでなく各国のちょっとしたゲームなども知ることができていつもとても楽しいです。パーティーでは全く知らない人とも知り合うことが出来るので、毎回新たな発見をすることが出来ました。

 

②留学経験をどう生かすか

 スペインではたくさんの問題にぶつかりそのたびに一人で解決できることもあれば、友人などを頼りなんとか解決出来ました。留学生活は人生において他人と一番協力した経験だと思います。

 留学以前は、めんどうなことや難しそうなことがあればどうにかして回避するか諦めてしまっていました。しかし海外という逃れられない環境において、どうにかして乗り越える経験を積むことが出来ました。諦めず逃げなかったからこそたくさんの経験を積むことが出来ました。これにより以前の自分にはなかった選択肢を持てるようになりました。

 さらにはスペイン人の陽気で明るく楽しい性格に影響され、あまり物事を重く捉えすぎないようになりました。

 正直この留学経験を活かし、海外と関わる職に就くかどうかは分かりません。しかし自分の価値観や考え方には多くの影響を与えとても大切な経験であったことに変わりはありません。学んだことを普段の生活でも活用し挑戦し続けたいです。

 いつかまたバルセロナには完成したサグラダファミリアを見に訪れたいと思います。9月からはスペインの友達が何人か日本に留学にくるので、これまで助けてもらった分たくさんのことを日本で恩返ししたいと思います。

1.最後のマジョルカ旅行

2.Baeceloneta Beach