①現地の学生、友人について
バルセロナに留学に来てから、さまざまな年齢、出身国の人と友人になることができました。大学の授業や語学学校では、年齢や国籍を問わず多様な学生たちが学んでおり、それぞれの文化や価値観を持っていることに驚かされました。言語の壁や文化の違いに驚きもありましたが、日々の生活を通じて互いを理解し合えるようになりました。
例えば、同じ授業を受けていたロシアや中東の学生とは、スペイン語と英語を交えながら会話を重ね様々なことを知ることが出来ました。また、年齢層が幅広いことも印象的でした。日本の大学にいると同じ20代前半の人と会うことが多いですが、20代後半から30代の方と会うことが出来ました。
加えて、現地出身の学生とも友人関係を築くことができました。特に同じ寮に住んでいる友人とはよくホームパーティーや、スペインの料理を教えてもらったり逆に日本の料理方法を教えたりしていました。彼らとの交流を通じて、その国ならではの考え方や日常の過ごし方に触れることができ、自分の価値観が少しずつ変わった気がします。
このように、交換留学では単に語学や専門分野を学ぶだけでなく、人と人とのつながりの大切さ、多様性について学ぶことができました。これらの出会いは、私にとってかけがえのない経験となりました。9月あたりから何人か日本に留学に来る友達もいるのでとても楽しみです。
②サン・ジョルディの日について
バルセロナのあるカタルーニャ地方では、いわゆる2月14日のバレンタインデーよりも、4月23日にあるサン・ジョルディの日が特別な日として祝われています。由来としてはキリスト教の聖人「聖ジョルディ」にちなんだ日です。彼はドラゴンから王女を救った伝説で知られており、その際にドラゴンの流した血から赤いバラが咲いたという物語が元になっています。当日には男性は女性に赤い薔薇を、反対に女性は男性に本を送ります。バルセロナでも大通りが封鎖され本を売る屋台がたくさんある他、バラがいたるところで売られていました。先月に挙げた写真のようにカサ・バトリョが薔薇で装飾されていました。
先ほど由来として話した伝説は、モントブランク(タラゴナ)という場所でドラゴンが倒されたと言われており、4月23日を中心として二週間ほど祭りが行われています。友人がモントブランク出身で、1泊させてもらい観光してきました。城壁に囲われている小さな町ですが路地の中にたくさんの屋台があり、パレードも行われていました。子供から大人まで中世の格好をしており、その時代にタイムスリップしたような気分になれます。城壁の外にある広場のような場所では、3ユーロほどでグラスを買い、周辺の屋台でワイン1杯2ユーロぐらいで飲むことが出来ます。時間があればぜひ訪れてみてください。少し時間がかかりますが、日帰りでも観光できると思います。市内からモントブランクに行くときにrenfeを使うのですが帰り道一時間遅延したのでそこには気を付けてください。