①普段の食事、余暇の過ごし方について
基本的に食事は毎日自炊しています。調理器具などは近くのIKEAやスーパーなどで揃えました。調味料はスーパーでスペインのものを買うか、アジアンスーパーまたは、日本のもののみを売っているスーパーマーケットで買っています。日本のスーパーの名前はTokyo-Yaという名前でGràcia駅周辺にあります。料金は日本と比べると当然ですが割高になっています。ですが品揃えはとても良いのでお勧めします。私自身は日本から調味料を一切持ってきませんでした。多少割高にはなりますが揃えることはできるので不自由はありません。
長期休暇では旅行に行ったりしています。特にセマナ・サンタ、冬季休みなどとても長い期間休みのため数カ国回ることができます。セマナ・サンタとは、スペインで毎年春に行われるカトリックの聖週間行事で、イエス・キリストの受難と復活を記念するものです。今年は4月13日~20日の期間でした。期間は毎年変わるので確認してください。日本でいうお盆のような感覚で旅行に行く人も多いです。そのため直前に予約すると飛行機の値段が倍になったりするので、早めに予約をすることをお勧めします。通常の週末などはホームパーティなどに参加したり、山登り、読書、映画鑑賞などをしてゆっくりしています。UABの図書館には日本語の本も置いてあります。ずっとスペイン語というのも疲れると思うので息抜きにちょうど良いと思います。
②先日の大規模停電について
スペイン本土のほぼ全域およびポルトガル、フランス南部で大規模な停電が発生しました。停電のみでなく電波障害、水道も完璧に止まりました。この影響でさまざまなインフラが止まりました。翌日には改善しましたが当日はシャワーだけでなく、トイレ、IHコンロなど家のものが全て使えませんでした。周辺のスーパーはビラのスーパーのみしか開いておらずたくさんの人が並んでいました。日本では数時間で大体のことが治る、当たり前のことの素晴らしさを感じました。そもそも国単位で電気が止まる脆弱性もどうにかすべきだと思いました。
当日は、普段はがらがらのビラのスーパーに行列が出来ていました。私も部屋に加熱しないといけない食材しかなかったため、パンや缶詰などを買いその日は何とかしのぎました。
この出来事でも日本とスペインの国民性の違いを大きく感じました。すべてのものが使えないため授業も中止になり、暇ができた学生たちは広場で日光浴をしたり、お酒を買いベンチで飲んだりしており、とてもスペインらしいなと感じました。私も友人たちと屋外で、バドミントンをしたり、バレーボールをしたりして遊んでいました。運動したため寝る時は気持ち悪かったものの、それ以外はお祭りのようで楽しかったです。ですがもう二度とデジタルデトックス生活はしたくありません。