Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オックスフォード・ブルックス大学
2018年5月号 国際学部 M.S

この留学を振り返って

この間やっと全ての課題の提出が終わり、ついに短かったようで長い9か月間のオックスフォードブルックス大学での学びが終了しました。この留学生活を振り返ると様々な困難、楽しさ、学びがあり、「留学生活を自分なりにやり切った」と胸を張って言える留学生活だったと思います。そして自分自身、一人の人間として成長できたのではないかなと実感しています。しかしながらまだまだ自分に足りていない部分もあり、それらの点は日本に帰ってからの課題だと思っています。具体的にどんな点で成長したと感じているのかというと、新しい物事の考え方や、視点を身に付けることができたという点です。「留学」というと皆さんは、語学力の向上などを一番に思い浮かべるかもしれませんが、私は正直に言うと、英語力が伸びたのかと聞かれても胸を張って「めっちゃ英語上手くなった!」と言える自信はありません。確かに、友人やお店の店員さん、先生との英語での会話、論文の読解、エッセイ課題、などたくさん英語に触れた9か月間でしたが、自分でも実感できるほどの伸びは感じていません。でもこの留学での一番の目的であったと言っても過言ではない、新たな視点、多角的な視点からの考察力は身に付けることができたと思います。授業は終わってしまいましたが、こちらでの生活はあと少し残っているので、家に帰るまで気を抜かずに吸収できることがあれば吸収して帰国したいと思います。

イギリス発祥の文化、アフタヌーンティー に行ってきました。

寮から少し行ったところにある丘に友人とハイキングに行った時の写真。

 

帰国後どう留学経験を活かす予定か

私は高校生の頃から貧困問題に興味があり、大学に入ってからは様々な視点からGlobal Issueを考察してきました。しかし、それらの問題は簡単に解決できるものではなく、知れば知るほど、新たな視点からの考察を学べば学ぶほど、解決策をつかみかけては、問題点にぶち当たるというような感覚が私の中で強くありました。そして、もっといろんな角度からの考察力や政策を学ぶ必要があると考え、先ほども述べたように、この留学の一番の目的として多角的な視点からの考察力を身に付けようと考えイギリスへの留学に挑みました。私は帰国をするともう日本では大学3年生になっており、ゼミ演習が始まります。ゼミ演習では、持続可能な開発というものについて学ぶ予定です。その中で、日本とイギリスのsustainabilityへの政策や考え方の類似点や相違点について考え、学びたいと考えています。またそれらの考察や新たな視点からの考察力を生かし、貧困問題について学び考えていきたいと思います。また、来年には就職活動が始まるので、まだ具体的にどのような仕事に就きたいなどということは決まっていませんが、この留学生活での学びや経験を活かせたらと考えています。