①現地の学生、友人について
日本では考えもしなかったことが、イギリスでは受け入れられているという文化の違いについて、悲しくなったり腹が立ったりと色々大変なことがありました。しかし何かあるごとに友人たちに本当に助けられています。留学に来てからより人との関わりを意識して大切にするようになり、支えてくれる人が周りにいる環境にとても恵まれていると感じています。私は6人のフラットメイトと暮らしています。入居初めから、How are you?と聞かれたらその日の出来事を話したりして英会話できる機会を活かしてきました。私たちの関係性として文化の違いで不快を感じることが正直ありつつも、流暢でない英会話に付き合ってくれたり、寮の問題があったときは協力して解決することができており本当に感謝しています。
異国での経験を最大限活かすために、現地では日本人とあまり関わらない方がいいのでは、と考えたことがあります。しかし日本人との交流も本当に大切だと感じています。共感が出来てストレスが軽くなったり、すでに留学を経験したことがある人と出会って心強かったりと、日本人の友人たちの支えなしではこの初めての留学経験は考えられません。日本人と日本語で話す必要はありませんし、授業が一緒でなければ日本人と会う機会は簡単になくなります。人との出会いを大切に、感謝の気持ちをこれからも持ち続けていきたいです。
②イギリスの春と犬
3月の下旬ごろから日の長さがぐんぐん伸び、時間の感覚が急に変化しています。ここ2週間くらいで、午後6時日の入りだったのが4月上旬の今は午後8時ごろになりました。ここ一か月ほど傘をさした覚えはなく、最高気温20度近くと暖かい日差しも続いていて、色々な花が咲いている素敵な季節です。イギリスにはfootpathsと呼ばれる小道がたくさんあります。車道に隣接する歩道を外れて気軽に小道を散歩することができ、公園に繋がっていたり、ナショナル・トラストに保護されている敷地もあります。鳥のさえずりを聞いて、季節ごとの植物を楽しみ、放し飼いの犬がのびのびと飼い主と散歩している光景は心が癒されます。私は犬が好きです。イギリスには犬を飼っている人がたくさんいるように思います。特に大型犬が多い印象があり、中には日本では見たことがないようなラブラドールレトリバーよりも大きそうな犬もいます。公園や小道はもちろん、寮から大学までの通学路、電車、駅、空港、お店、カフェ…と基本どこでも犬と同伴で行動できる環境が整っているように思います。他のヨーロッパの国でも似た印象を受けました。日本ではめずらしいこの環境について友人に尋ねたら、盲導犬や聴導犬に関わらず、人々の心のケアが一つの目的になっているそうです。中には犬が苦手な人もいると思います。しかし飼い主の言うことをちゃんと聞いており、他の人に勝手に近づいてくることもないです。人が多い場所ではリードに繋がれているので安心してください。