こんにちは、12月に入って初雪を観測しました。リールでは雪の日が珍しいらしく、12月に雪が降って街が少し活気づいていました。気温は氷点下になることはないですが、晴れの日が少ないため、体感温度はより寒く感じます。やはり日本と同じく空気の乾燥がひどいです。風邪や、すこし体調を崩すことはよくあることのようです。私はまだフランスに来てから寝込むほど体調をくずしていません。健康第一で生活しています。
治安、危険を感じたこと、トラブルについて
リールの治安は場所によって多少変化しますが、安全なほうだと思います。というのも、私自身が身の危険を感じたような被害を受けていません。基本的に夜は極力外出を控えていますし、危ないと教えられた地域には近づかないようにもしています。それでも、地下鉄のホームではホームレスのような方を頻繁に見かけますし、スーパーの前でお金をくれないかと尋ねてくる人と出くわす度、日本の治安が誇らしく感じます。一度だけ街中でコーヒーを一杯おごってくれないかといわれましたが、無視しました。声掛けすべてに親身になっていてはいけないとその時に学びました。
また、人種差別のような問題もあると思います。男性の香港出身の友達によると、街中で遠くからニーハオといわれたことや、犬や猫を食べたことあるかと質問されたことがあるそうです。日本人女性の友達はホームレスのような格好の人に声をかけられたことや、中国人といわれた経験があると言っていました。幸い、私はそのような経験をしていませんが、すれ違いざまに人の視線を感じることは頻繁にあります。感覚は個人差があります。単純に私がそう感じるというだけです。このような日常の些細な変化、気づきに対して、そんなにダメージを受けることはなく流すことが可能だと自負しています。しかし、ストレスは少しずつ溜まっていくはずなのでメンタルケアは留学生活において大変重要な課題だと考えます。
自由テーマ ~12月について~
大学は学部によって最終試験の終わりに差はありますが、12月中旬までには秋学期が終了します。私の場合は12月の一週目にテストが終わったので、現在は友達と遊ぶことや少しずつですが、就活も進めている現状です。サラリーマンに関しても人それぞれですが、クリスマスの前後にはクリスマスバカンスがあるそうです。フランスでは日本と真逆でクリスマスの日は家族、親戚と過ごす日で、お正月は恋人や友人とパーティーをするイベントという認識が一般的です。日本にいるときの12月はただただ早く過ぎ去っていくような感覚でしたが、ヨーロッパに住む人にとっては、特別な一か月であるという認識があります。みんなクリスマスの為に勉学や仕事を頑張っているという印象を受けました。
また、ヨーロッパのクリスマスを代表するものといえばクリスマスマーケットであり、規模は違えど様々な地域に存在するイベントです。リールにもやや大きめのものが存在しています。期間は11月末から12月末の一か月程開催されています。このマーケットは食べ物、飲み物だけでなく、雑貨やアクセサリー、帽子など様々なものが販売されています。夜には、人で賑わい、街もイルミネーションが施されてきれいです。また、写真にもあるようにリールのクリスマスマーケットは大きい観覧車とクリスマスツリーがとても有名です。毎年この季節になると設置のための工事が始まるそうで、この工事と共に冬の到来を実感すると言っていました。
クリスマスマーケットで有名な温かいワイン