Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リールカトリック大学
2025年1月号 国際学部 F.S

あけましておめでとうございます。今年も留学生活の様子をありのままに記していきますので、2025年もどうぞよろしくお願いします。リールは元旦の間、曇が多くてきれいな日の出は見れませんでした。個人的小さなニュースを紹介すると、1月上旬にベルギーのブリュッセルを訪れました。観光地は賑わっていましたが、少し離れると人通りが少なく、ほとんどのお店も閉まっていました。今年は1月5日まで多くの人がバカンス中だったそうで、普段とは違う静かなブリュッセルを観光できたのは、とても貴重な体験でした。

 

今月のテーマ ~日本から持ってきてよかったもの~

以下のアイテムがあります。それぞれの理由を説明します。

  1. 使い慣れたシャンプー、ボディーソープ
    フランスの安価な石鹸で代用できると思い、青箱の牛乳石鹸を1つだけ持参しました。しかし現地で購入した石鹸を使い始めると、体に痒みや赤みが出てしまいました。保湿力の高い日本でも手に入る製品に切り替えたところ症状が収まり、肌の調子も元に戻りました。石鹸1つでも肌への影響が大きいことを実感しました。その当時は、アレルギーやストレスの影響かと不安になりましたが、親には解決後に相談しました。結果的に親に余計な心配をかけずに済みましたが、留学生活では何か問題が起きたら早めに相談することが大切だと感じました。
  2. 保湿クリーム、ワセリン
    空気が乾燥している場所では、ワセリンやリップクリームが必需品です。乾燥は喉にも影響するため、保湿対策を心がけることが大切です。
  3. ビオフェルミン、パブロン等の常備薬
    環境の変化は体調に影響を与えることが多いため、信頼できる日本の薬を持参しました。特に消化を助けるビオフェルミンや風邪薬のパブロンは、いざというときに安心感を与えてくれます。
  4. ある程度の食料、水
    サトウのご飯やふりかけ、お茶パック、水などは、渡仏直後の一週間、大変役立ちました。特に環境に慣れるまでの間、これらの食料があることで安心感を得られました。また、箸はフランスではほとんど手に入らないため、自炊をする予定がある方には必須のアイテムです。

これまでにも何回か言っていますが、私は「留学中になるべく体調を崩さないこと」が1番大切だと考えています。環境の変化の影響は自身の体調に必ず現れると思います。

 

自由テーマ ~フランスでの年越し~

 今回、私は初めて日本以外での年越しを経験しました。日本では、大晦日に家族と年越しそばを食べたり、除夜の鐘を聞くのが伝統ですが、フランスでは12月31日に友人や家族と豪華な夕食を楽しみながら新年を迎えるのが一般的だと聞きました。有難いことに、フランスで知り合った友人が新年のパーティーに招待してくれたのです。

 また、フランスには日本のお正月や初詣のような文化はなく、1月1日には特別なイベントはないと聞きました。それでも、年明けにはすぐに両親に電話をして新年の挨拶をしているのを見て、温かい気持ちになりました。私も日本にいる家族と年越しを共有したくて、12月31日の16時ごろに母に電話をかけ、日本のカウントダウンにも参加しました。

 その後は、フランスの伝統料理や豊富なチーズ、デザートを振る舞ってもらい、素晴らしい夕食を楽しみました。料理の準備や後片付けを手伝おうとしましたが、「ゲストだから大丈夫だよ。」と断られて、申し訳ない気持ちでしたが、食前酒として持参した梅酒がとても好評だったのが嬉しかったです。

 さらに、フランスのボードゲームを教えてもらい、楽しい時間を過ごしました。そして一番感動したのは、サプライズでようかんを手作りしてくれていたことです。異文化の地でお互いの文化を共有し、尊重し合える友人と出会い、たくさん話し合えたことは、かけがえのない経験でした。これまでにない特別で忘れられない年越しを過ごすことができ、本当に幸せでした。

 

 

サプライズのようかん