Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リールカトリック大学
2025年3月号 国際学部 F.S

 こんにちは、今月でもう3月号になります。「一月住ぬる二月逃げる三月去る」ということわざもあるように、どこにいてもこの時期は時間が早く過ぎ去るように感じます。こちらもだいぶ寒さが和らいだように感じます。体調の変化としましては、先月末から鼻水、くしゃみ等の症状が時々起こります。調べてみたところ、リールには日本のスギ、ヒノキは自生していないようですが、似た植物の花粉に反応してしまうことがあるようです。日本で生活していた時期より症状はかなり軽いですが、私の嫌いな季節が今年もやってきたことを実感しております。

 

今月のテーマ ~留学中の就職活動(就活)について~

 私は来年度最終学年のため、留学と就活の兼ね合いも大きな課題です。前提として、留学前にキャリアセンターの方と帰国後の進路について相談した際、就活については帰国後に相談しながら決めていくことにしました。結論としては、現在もその方針で進める予定です。

ここからは、私が少し焦りを感じて行った就活についてお話しします。昨年の12月頃から、メールやお知らせから就活関連の情報が増え始めました。それを受けて、12月下旬に龍谷大学のキャリアセンターの方に一度相談しました。そこでは、「企業の求人時期が年々早まっている」「それに伴い、就活のスタート時期も前倒しになっている」「12月から就活を始める学生も増えている」といった話を聞きました。

その後、情報を収集し、企業のオンライン説明会などに参加しようと計画を立てました。しかし、日本時間に合わせて進める必要があるため、深夜にオンライン説明会に参加するなどの負担が生じました。また、応募できるのはオンライン選考を実施している企業に限られるため、選択肢が狭まりました。留学中という制約を抱えながら限られた選択肢の中から企業を選ぶのは困難だと感じ、私は就活を一旦中断することにしました。さらに、留学先での勉強と就活を両立することは、物理的にもメンタル的にも厳しいと判断しました。

就活をするかしないか、できるかできないかは、すべて個人の状況次第だと感じました。留学する場所やその人の性格などによって変わるからです。私はもともと将来について考えるのが得意ではありませんが、「何のために留学という選択をしたのか」という軸を常に意識しながら、現在は勉強に励んでいます。

 

自由テーマ ~フランスでの食生活について~

 京都での一人暮らしと同様、基本的に昼ごはんと夜ごはんの2食で生活しています。渡仏直後は、主にパスタやサンドイッチ、菓子パンなどを食べていました。フランスのパンはとても美味しく、大好きなのですが、やはり白いご飯がすぐに恋しくなりました。夜ごはんのおかずを作ろうと思っても、白ご飯がなかったため、何を作ればよいのかわからなくなってしまいました。

それからスーパーで寿司米を見つけて以来、私の主食は再び白いご飯に戻りました。リールではまだ日本米を取り扱っているスーパーを見つけられていません。購入している米は日本産ではないものの、形や見た目はほとんど同じです。私が買っているものは1キロで約4ユーロほどです。現在の日本のお米の価格とそれほど差はないと思います。

また、外食は友人と行く場合を除いてほとんどしていません。一度、リールの日本料理店でラーメンを食べましたが、1杯18ユーロほどでした。また、何度か友人に日本料理を振る舞う機会もありました。チキン南蛮や唐揚げ、お好み焼き、オムライス等を一緒に作りました。そのため、ある程度の料理スキルは身についているとより良いと考えます。

こちらで知り合った日本人の友人はこの留学の機会が初めての一人暮らしのようで、家事や自炊などが非常に苦労していると言っていました。そのため、留学前に一人で生活する準備をしておくとなおよいでしょう。