Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2023年11月号 国際学部 K.A

①授業紹介

・Slovak History – Middle Ages (until )1526: 3 ETCS

この授業では、スロバキアに関わる歴史について学びます。スロバキアに関わることなので、スロバキアだけの勉強をするのではなく、ヨーロッパ全体の歴史に触れたり、特にハンガリーやチェコ、ポーランドなどの近隣の国などについても勉強したりします。この授業は、留学生向けに開講されており、生徒は私を含めて3人しかいないため、生徒の理解度に合わせて授業が進みます。一緒に授業を受けている生徒は、ポーランド出身の生徒と中央ヨーロッパの研究をしている大学院生と授業を受けています。私は他の生徒と比べて、歴史や予備知識が明らかに不足していると感じます。そのため、授業が難しいと感じる時もありますが、授業前に配布される資料で予習をすることで授業についていくことができています。また、授業で学んだ事と似た歴史が日本にもあれば、それを授業中に発言しています。

・European Museums and World Heritage Sites: 4 ETCS

この授業は、ヨーロッパにあるミュージアムと遺跡について学びます。授業は、留学生向けではなく普通の授業なので、コメンスキー大学の正規学生も参加しますが、授業は英語で行われます。授業では、先生がスライドと実際にミュージアムや遺跡で使われているパンフレットを使って、ミュージアムや遺跡の紹介や解説をします。もし、自分が訪れたことのある場所が紹介されたら、自分がそこに行った時に感じたことを発言する人や、訪れた事がなくても疑問に思ったことは積極的に質問する生徒が多いです。

 

②授業について

今月は授業で困ることについて話そうと思います。私は、龍谷大学では国際学部に所属しており、コメンスキー大学では人文学部に所属しています。学部が違えば、学べることも異なるので、龍谷大学で勉強していたこととは異なる分野の授業を受講することもあります。また、履修登録時に英語開講される予定の授業のリストがもらえるのですが、そのリストの中に受けたい授業があっても、授業を受けに行くとスロバキア語でしか開講しないと言われ、受講を断られることが何回かありました。また、Slovak Historyのような歴史と宗教に関する授業では、日本ではあまり勉強しないようなことについても勉強します。ヨーロッパで育った人からすると、知っていて当たり前のことでも、日本人からすると全く知らないという事がよく起きます。特に、歴史や宗教に関連することは事前に知っていることが多いほど授業を理解しやすくなると思います。なので、日本では学ぶ事ができないことを勉強できるという反面、予備知識がないと授業を理解するのに苦労するということがあります。授業前に、課題として資料が配られるのでそれを読んだり、授業前に少し予習したりするだけでも授業が理解しやすくなります。私の場合は、スロバキアに留学しているので、ここでしか受ける事ができない授業を受けようと思い、内容が難しくてもスロバキアに関することやヨーロッパに関する授業を履修しています。

ベネチア観光に行ったときの写真です!