コペンハーゲン大学の試験は多くの場合、龍谷大学やその他の日本の大学とは異なることが多いように思います。日本の大学は基本的に筆記試験が多い傾向があることに対し、コペンハーゲン大学では筆記試験に加え、口頭試験やレポートが科される場合が多いです。私が前学期に履修していたデンマークの都市デザインに関する科目を例とすると、期末試験は11~15ページのデンマークの建築及び都市デザインに関するレポート(論文のように自身で実地調査)を課されました。一科目に対する試験としては重たいように感じるかもしれませんが、最終レポートの前にアウトラインを提出し、教授からのフィードバックがもらえたり、そのほかにも熟考して提出できることなど、その後の力にもなってくれるような試験でした。ただし、英語でのレポートの書き方などは多少説明があるとは言え、事前に練習しておくべきでもある試験だと思います。
また、科目や学部によっても試験形式は異なるようで、私が今学期履修している英文学の授業では口頭試験と筆記試験が科されるようです。さらに、人文学部以外、特に理系の学部では大きな試験会場で時間内にプログラミングをする、といった試験も行われたようです。
試験形式はコースカタログに基本的には明記されているため、授業内容に加え、授業を履修する際に自分に合った試験形式のものを選択することも大切です。
今回はコペンハーゲンの厳しい冬も明け、過ごしやすい季節がやってきたということで、コペンハーゲン周辺の観光地を紹介してみたいと思います。
コペンハーゲンの街並みをインターネットやSNSで見たことがある方は目にしたことがあるかもしれませんが、やはりNyhavnは欠かせません。運河のほとりに並んだカラフルな建物の中にはカフェもあり、デンマークの文化であるヒュッゲ(リラックスして友人や家族と過ごす時間)を楽しめる場所です。ここは連日観光客でにぎわい、活気がある場所です。
本や図書館が好きな方にはデンマーク王立図書館、通称ブラックダイアモンドもおすすめです。中世ヨーロッパ風の建物が多いデンマークですが、王立図書館は対照的にモダンな外見となっており、ガラス張りの壁面と大きな吹き抜けが特徴的な、蔵書に加え、建物自体のデザインが画期的なものとなっています。また、Nyhavnと同様、運河沿いの立地であり、澄んだ青空と運河を走る舟をゆっくりと眺められる最高のロケーションでもあります。
また、コペンハーゲン市内ではないのですが、中央駅から北に約1時間のクロンボー城もデンマークの歴史を感じることができる観光地です。対岸にスウェーデンを眺めることのできる海峡に面しており、城塞からの眺めが素晴らしく、特に春から夏にかけて天気の良い季節に訪れることをおすすめします。お城なら他にもたくさんあるのですが、クロンボー城はかの有名なシェイクスピアの悲劇、ハムレットの舞台とも待っているので、英文学が好きな方は聖地巡礼として訪れてみても良いと思います。
このように、デンマークには落ち着いた雰囲気や歴史を感じられるような観光地が多くあります。留学だけでなく、旅行でも北欧を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください。(どの観光地も空港からのアクセスが良いので電車やメトロで簡単に周れます!)
クロンボー城
Nyhavn