試験について
前期は語学学校に通っていたため大学の授業を取っていないので、語学学校の中で行われたテストや大学の友達から聞いた大学の試験の話しについて書きたいと思います。まず、日本の試験とドイツの試験の一番の大きな違いは筆記用具にあると思います。日本の大学の試験ではシャープペンシルや鉛筆など消しゴムで消すことができる筆記具を使うのが一般的であると思いますが、ドイツの試験ではボールペンや万年筆などインクが使われており消すことのできない筆記具のみが許可されています。なぜなら、シャープペンシルや鉛筆で書かれた答案用紙は回収した後に不正を加えることが可能だからだそうです。そのため、大学の試験でシャープペンシルや鉛筆で回答した場合には、その試験の単位は認められないそうです。そして、デュースブルグ・エッセン大学では不正が発覚した際にはその試験の単位はもちろん認められませんが、加えて50.000€の罰金を大学に支払わなければなりません。そして、複数回の不正が認められた場合には退学になるそうです。また、これはデュースブルグ・エッセン大学のみかもしれませんが、テストを受けている際に大学付近の工事などにより騒音が激しい場合には、答案用紙に”Entschuldigung, es ist zu laut. Ich kann mich nicht konzentrieren. Das muss ins Protokoll!” (すみません、騒音のため集中できません)という内容のことを書けば、騒音を考慮して成績を付け直してくれるそうです。そして、大学の試験は科目によって最短で60分、最長で4時間あるものもあるそうです。
エッセンについて
私の住んでいるエッセンは第二次世界大戦の影響でほとんど古い建物が残っておらず、あまり美しい街並みではないため、外国人向けの観光地ではありません。しかし、半年この町に住んで訪れたエッセンの観光スポットをいくつか紹介したいと思います。まずはエッセン唯一の世界遺産です。エッセンには世界で最も美しい炭鉱といわれている世界遺産、Zollverein(ツォルフェライン炭鉱後)があります。エッセンとその近郊の町を支えてきたのはこの炭鉱の存在です。隣接する博物館、美術館もかなり内容が充実しているので行ってみるといいかもしれません。自分が一年間住むことになるエッセンについての歴史を学ぶことができます。次に、Grugapark Essen(グルーガ・パーク)です。この公園の入場料は大人が4.00€ですが、学生証を提示すると2.50€になります。私は8月に初めてこの公園に行きました。とてもとても大きな公園で公園の中に動物園や植物園がいくつか入っており、一日では園内を全て見ることができませんでした。また、園内に共同墓地があったのにはとても驚きました。そして、夏には多くの人が水着で芝の上に寝転び肌を焼きに来ていました。最後に、Museum Folkwang(フォルクヴァング美術館)です。入場料は一般展示のみだと学生は3.50€、特別展示を含むと5.00€です。フィンセント・ファン・ゴッホやモネなどの印象派の作品が多く展示されています。また、私が行ったときには女性をテーマにした展示をしていてとても楽しめました。