Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2020年2月号 経営学部 R.N

【余暇の過ごし方】

一月中には後期の授業、試験もすべて終えて春休みに入りました。帰国は三月なので、二か月間の余暇がありました。この二か月間では、一年間仲良くしてもらったドイツ人、留学先で知り合った日本人、学生寮で出会った様々な国の友人たちとたくさんパーティやイベントで交流していました。一月の中旬には、In-Eastの方たちが中国の旧正月のパーティを開催し、中国人や日本人、ドイツ人など国境を超えた交流ができてとても印象に残っています。ヨーロッパにいられるのも残りわずかなので、オランダやイギリスなどに訪れました。イギリスには、チャンピオンズリーグというヨーロッパのサッカー大会の試合観戦をしました。イギリスからドイツに帰る際に、飛行機を逃してしまうハプニングもありましたが、これもいい経験になったかなと思います。日本でもそうですが、海外では特に早めの行動が大事だと改めて感じさせられました。また留学中何回見ても感動したケルン大聖堂にも再度訪れ、見納めました。

二月になると、ドイツで知り合った日本人が少しづつ帰国していき、毎日一緒に過ごしたわけではありませんでしたが、仲間を失うような気持ちになり辛いような悲しいような、表現しづらい感情になりました。

それからの余暇の過ごし方は、部屋の片づけや手続きに追われる日々で、自分が帰国するという現実を毎日突き付けられているようでした。それと、ドイツビールが飲めなくなってしまうので、この最後の余暇でたらふく嗜みました。

 

【コロナウイルス】

帰国前の今、世界ではコロナウイルスが蔓延していて、いよいよこのヨーロッパ、ドイツにまで上陸してしまっています。日本のニュースを見てみたら、日本にも広がっています。しかし私を含めた留学中の日本人、ドイツ人はあまりコロナウイルスを気にしていませんでした。日本では町に出るとマスクをしていない人がおらず、マスクも簡単に買うことができない悲惨な状況らしいのですが、一方ドイツではマスクをしている人はほとんどいません。していたとしても、その大半がアジア人でした。本当にマスクをする文化がないんだなと改めて感じたのと、マスクをしていなくてもドイツは大丈夫だ、と勝手に思っていました。

しかし、その余裕もつかの間、日本の感染者数を追い抜き世界的に見てもトップクラスの感染者数が出てしまいました。ドイツ人の意識が変わったのかテレビでコロナウイルスのニュースばかり見かけるようになりました。また、少しづつではありますがマスクをしているヨーロッパ人が増えました。以前まではコロナウイルスによるアジア人差別もあり、マスクがしづらく肩身の狭い思いをしていましたが、そうも言っていられなくなったのでしょう。

はやくこのコロナウイルスが世界からなくなり、そのついでに人種差別という根強いウイルスもなくなってしまえばいいのに、と思います。または治療薬が完成してほしいと思います。