Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2022年9月号 法学部 M.S

①試験について

 試験の形態については各々の科目によって異なりました。まずドイツ語の試験は口頭試験で行われ、授業同様にズームを用いました。あらかじめ先生から試験内容についての説明があり対策することができました。試験の内容は授業内で行った練習問題を基本として出題されました。先生から10問くらいドイツ語で尋ねられ、答えを返すという試験でした。そして英語の試験は大学の施設でパソコンを用いて行いました。試験内容はリスニング、ライティングが大半でした。こちらの試験も同様に普段の授業内で勉強した内容が問われるものでした。そして最後に文学の授業の試験は筆記試験で行われました。試験の前に1度だけ試験の類似問題を受け、感覚をつかむことができていたので特に心配はありませんでした。この試験は辞書の持ち込みが許されていたので分からない単語を調べることができました。

 試験結果は大学のホームページ内にて確認することができました。評価の仕方は1から4段階あり(1が最高点)、試験、授業態度そして宿題の3点を総評して出されました。

 

②ドイツの夏について

 気候は暑い日もあれば肌寒い日もあり、日本と比較すると過ごしやすかったです。日本のようにどこの建物にでもクーラーが設備されているわけではなく、むしろないところがほとんどです。つまり扇風機があれば夏を乗り越えられる程の気温ということです。そしてドイツのどの街を見渡しても、アイスを片手に歩く人々が沢山いました。ある調査によるとドイツ人1人当たりのアイス年間消費量は100個を超えるのだそうです。アイスはどのお店で食べても美味しかったです。もしドイツに旅行や留学する機会があればアイスを食べることをおすすめします。(特にヨーグルト味)そしてカフェやレストランでは、ほとんどの客がテラスで食事を楽しんでいました。おそらく、店内よりも外の方が涼しく太陽を浴びることができるからだと思います。ドイツ人は太陽が好きな人が多いです。おそらく太陽の年間日照時間が少ないためだと考えられます。冬に太陽を十分に浴びられない分、夏にたくさん浴びておきたいということなのでしょうか。真夏の太陽を避けるために日陰にすぐ入ってしまう日本人とは真反対の行動が興味深かったです。そして駅で目に留まったのは、大きなリュックサックを背負い旅行へ出発する人、旅行から帰ってきた人が溢れていました。大人も子供も学校や仕事から解放され、バカンスを楽しんでいる光景を見ることが微笑ましく印象に残っています。

 日本の夏は長いですが、ドイツの夏は短いです。9月中旬になると秋を通り越して初冬の肌寒さを感じました。秋をあまり感じられないこのドイツの気候を体験することができました。