①環境について
まず、キャンパスについて紹介します。私はエッセンとデュースブルクの両キャンパスで授業を受けています。双方間は電車でおよそ15分の距離です。学内では、どちらのキャンパスでも、よく図書館と食堂に行きます。特にエッセンの食堂・カフェはおすすめです。ドイツ内の大学食堂の中でも1、2を争うくらい美味しいと言われているそうです。低価格で購入することができ、多くの学生が利用しています。もちろん、勉強をする学生も多くいます。静かな場所で勉強したい時にはデュースブルクキャンパスの図書館がおすすめです。エッセンキャンパスにも図書館がありますが、少し複雑な構造を楽しめます。また、図書館にはリラックスして過ごせるようなソファも多くあり、読書や学習に集中できる環境だと思います。
学生寮について、私は二人部屋(キッチンとバスルームが共有)に住んでいますが、現在は一人で使用しています。留学する以前は、ルームメイトやシェアキッチンでの交流などを想像していたので、正直寂しい反面、一人の時間も大切にしたいと考えています。しかし、寮ではしばしば、シェアクッキングやゲームなどのイベントが開催されるので、寮内で他の学生と交流することができます。
最後に少し街について紹介します。デュースブルクは一般的に想像されるような、歴史を重んじて、赤煉瓦の屋根で、、、といったドイツの街並みとは正直程遠いです。歩道と道路の間にはびっしりと乗用車が駐車されていますが、緑道や森もあり、住宅街が多い中でも自然を感じられる場所です。交通手段として、シェア自転車やe-スクーターがあるほか、平日はバスも頻繁に運行されます。自転車やバスは学生は無料(ゼメスターチケット)で利用でき、学校への通学や普段の生活にとても便利です。
②Japan-Tagについて
デュースブルクから電車で20分ほど離れた場所にデュッセルドルフがあります。デュッセルドルフには日系企業や日本食レストランが数多く建ち並び、日本のまちと言われています。ここでは、毎年6月ごろにJapan-Tag(日本デー)と呼ばれるイベントが開催されます。今年は5月21日(土)に開催されました。ヨーロッパ内で最も大きな日本に関するイベントです。パンデミックにより、今年は数年ぶりの開催となりましたが、イベントには多くの人が訪れていました。寿司や焼きそばの屋台が並び、着物やコスプレを楽しむ人、また、メインステージではソーラン節や合唱などの催し物があり、日本の文化に触れることができます。
夜には花火が打ち上げられました。開始時間は23:00ととても遅い時間でしたが、本当にたくさんの人が今か今かと待ち構えていました。打ち上げられた花火は日本でのものと比べてとてもカラフルに感じ、綺麗でした。
Japan-Tagを通じて、日本の文化に少しでも興味を持っている人が多くいることに驚きと嬉しさを感じました。ドイツにいても、日本を感じられることはとても嬉しいです。