Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2023年8月号 文学部 H.U.

①日本から持ってきてよかったもの

 実際のところ、基本的に必要なものはドイツでも購入することが可能であるため、日本にしか売っていない食品・製品しか受け付けられないという人以外は、大方は現地調達でも困らないように思われる。私の場合は食品に関して困ったことは一切ないが、二つだけ持ってきて良かったと感じたものがあった。一つ目は「日焼け止め」である。

 前期の留学生の方から、「ドイツのSommercremeは焼けるので、焼けたくない人は日本から日焼け止めを持ってきた方が良い」という助言をいただいていたので、それに従って自分が普段使用しているものを二本ほど持参した。寮近くの薬局やNIVEAショップ(使っている日焼け止めがNIVEAのものなので)を見ても同じものは売っておらず、また現地で日焼け止めを買った人たちからはニオイなども含めあまりいい感想は聞かなかったため、アドバイスを聞いていてよかったなと思った。ただ80gのボトル二本だと7月時点でほとんどなくなっていたので、日本に一時帰国した別の大学の友人に追加で二本買ってきてもらった。使う頻度や量は人によるだろうが、日焼けが気になる人は多めに持ってくるといいだろう。

 次に持ってきて良かったものは「傘」である。私は日本で使っていた、日傘と雨傘が兼用になっている折り畳み傘を持って行った。正直日傘として使うことはもうないが、ドイツはとにかく雨の日やにわか雨が多い。私が見る限りでは、日本のコンビニで売られているようなビニール傘などはなく高い傘しかないので、急な雨にも対応できて尚且つコスト削減という面から折り畳み傘は持っていくことをおすすめする。

②別れの季節

新学期が冬から始まるドイツでは、8月から9月にかけて別れが増える。

去年の冬学期から来て1年滞在した、若しくは今年の夏学期から半年滞在した日本人留学生たちが続々と帰国しはじめ、入国以来来ていなかったデュッセルドルフ空港へ見送りのため何度か足を運んでいる。また、私のタンデムパートナーも次学期から日本で1年留学するので、その子の見送りもした。その子とは半年後にまた会えるため少々の辛抱だが、帰国していく日本人に関しては次いつ会えるか分からないため、正直かなり寂しく感じた。加えてデュッセルドルフ空港へ見送りに行ったことで、留学初日の感覚を思い出したのと、自分の留学の終わりを想像して少し身が引き締まる思いがした。

しかし新学期が始まるということは、デュースブルクエッセン大学に新入生と他校からの新留学生がやってくるということで、今度はどんな人たちに出会えるのか楽しみである。留学の初期は事務的な手続きが多くて複雑なので、約半年前の経験を活用して全力でサポートしてあげたいと思う。また、前期ではタンデムを二人としかやっていなかったので、後期ではさらに増やしてドイツ語の会話力を磨いていきたい。