Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2023年 1月号 法学部 M.N.

①授業紹介

留学生は、必須とされているドイツ語の授業の他に、様々な授業を受けることができます。

夏学期は、正規学生と同じくすべての授業から、自分の受けたい授業を選択することが可能でしたが、冬学期からはシステムが変わり、学校側から提示された授業のみ受けることができるという流れに変更されました。

留学生が受けることのできる授業には、経済学系統、政治学系統のものが多いです。授業はドイツ語のみならず、英語の授業も開講されています。しかしながら、やはり大学レベルの英語となると、扱われる用語や内容は専門的であるため、最初はついていくのに必死でした。授業では普段聞きなれない単語を沢山耳にするため、辞書を持ち込むことを絶対に忘れてはいけないことは、鉄則です。

冬学期は、夏学期に引き続きドイツ語の授業と新しく東アジアの政治学と社会学の授業を受けました。日本で世界を見るときの焦点の当て方と、世界からのアジアの見方は少し違っていて、とても有意義な授業を受けることができました。

 

②世界のお正月

クリスマスが過ぎると一気にお正月ムードが漂う日本とは大きく異なり、ドイツでは年の瀬が近づいても「お正月」を感じさせる雰囲気は一切ありません。本当に2022年は終わってしまうのか?という気分も感じていました。中には、クリスマスを過ぎた12月30日までクリスマスマーケットが開催されていた街もあります。

やはりドイツにお正月という雰囲気は存在しませんが、新年を祝うイベントは街のいたるところで催されます。定番の祝い方は、路上で爆竹や花火を打ち上げ、友人たちとゼクトといわれるスパークリングワインを飲むことです。新年は家族と過ごす日本とは違い、ドイツは友人と新年を祝うことが一般的とされています。12月31日の22時ごろからは、フライング気味に辺りで花火や爆竹が聞こえるようになり、日付が変わった瞬間に一斉に大きな音が鳴り響きます。辺り一面が花火大会会場になり、賑やかで楽しい雰囲気ですが、こちらに飛んでこないかどうか、些か怖いものでした。ドイツの新年は爆竹と花火をど派手に打ち上げ新年をお祝いするスタイルです。

さて、ドイツの新年のお祝いも落ち着き、そろそろテストに差し掛かろうしていたころに始まったのが、中国の「春節」といわれる旧正月です。こちらに在籍する学生には、中国にルーツをもつ学生も沢山いるため、大学内でイベントが開かれたり、学食のメニューに中国料理が登場したりと大きな盛り上がりを見せていました。中国ではこの時期に、餃子を食べて新年をお祝いするそうです。私も友達の縁から、お祝いパーティーに参加させていただきました。普段ニュース番組の画面越しでしか見たことのない景色を、ドイツで一度に体験できたことは、とてもいい経験になりました。