Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2025年11月号 文学部 Y.U

ドイツ生活入門 喫煙と犬に驚かないこと

 ドイツで生活していて特に驚いたことは、喫煙と犬に対する寛容さである。ドイツではそこら中に喫煙者と犬がいる。

 喫煙に関しては、地元の人や学生も狂ったように喫煙している。あまりルールやマナーは厳しくないようだ。子どもと手繋ぎながら歩きタバコをしているのが普通らしい。かつて保健の授業で習った「受動喫煙」というものはもう遅れた考えで、むしろ受動喫煙は体に良いものという考えの世界に変わりつつあるのだろうかと本気で思うくらいには喫煙に寛容である。

 犬の多さに関しては、喫煙者数とトントンなのではと考えている。このドイツ生活で一生分の犬を見た。日本のペットショップに行くよりもドイツで街を数分散歩した方がより多くの犬を見ることができる。散歩中の犬はもちろん、ドイツの人たちは自分たちのお出かけにも積極的に犬を連れて行っている印象だ。遠出の電車の中で隣の席に犬がいることも多々ある。ドイツには犬アレルギーの人が生まれないのかもしれない。うろ覚えだが、ドイツには生体販売をするペットショップや動物愛護センターのようなものがない(あるいは少ない)と聞いたことがある。しかし野良犬などは一度も見たことがない。どういう仕組みなのかドイツの友達に聞いてみようと思う。

印象に残った犬

① Herneにいた巨大な犬。私の腰より大きい。私が四足歩行であったら負けていた。二足歩行になったらドイツの成人男性ほどになるはず。犬が四足歩行で良かったと改めて感じた。
② Düsseldorfにいた犬。「プラダの悪魔」に出てきそうなマダムに連れられた5匹のほぼモップ(形はシュトレンまたはブッシュドノエル)。
③ Hattingenにいた異常な数のボーダーコリー。「頭がおかしくなるだろ!」とキレ散らかしてしまうほどの可愛さ。

 

ドイツの人にたまにメロついてしまう

 ドイツで出会い、仲良くなった友達にベルリン出身の可愛い女の子がいる。そのベルリナーちゃんは日本語を勉強しており、日本への留学経験もあるため、日本語がペラペラである。そのためふたりで会話するときは、私の勉強のために日本語とドイツ語を混ぜて喋ってくれる。前にふたりで出かけた時、電車でいつも通り喋っていると向かいに座っていたおじ様が声をかけてくれ、少し話をした(私は容赦ない言葉の速さに端々の単語しか聞き取れなかったが、とても良い感じの会話であった)。ベルリナーちゃんが「私は日本語を、彼女はドイツ語を勉強しているんです」と言うと、おじ様はドカ笑いをして、私たちが電車を降りた後も道案内をしてくださった。そのあともカフェで声をかけられたり、店員さんに褒められたりした。

 特に店で注文するときに、ベルリナーちゃんに頼らず自分の拙いドイツ語で注文すると、ベルリナーちゃんが隣で褒めてくれるので、それを見た店員さんが「ドイツ語を学んでいるの?留学生?」と話しかけてくれる。私がボロボロのドイツ語で受け答えしたとしても「上手だね!」と褒めてくれるので極めて単純だがメロついてしまうことがしばしばある。

 ドイツ人は歩き方や表情が常に臨戦態勢であるし、その状態ですれ違う人の顔をガン見する傾向がある。声を出せば、喉をかっ開いて腹から出した低音であるので正直怖い。だが会話するとやさしく陽気な人が多い。友達曰く、スーパーのMilkaを見ていると、おじいちゃんがやってきて「これが一番うまい」と歌いだしたらしい。特にドイツのおじいちゃんはすぐ話しかけてくる。