Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2010年11月号 国際文化学部 A.T

試験について

私が今学期とっている授業は全部で12個ありますがそのうち、日本でいうところの”期末試験”があるのは2つだけでした。Finnish1(フィンランド語1)とFinnish2(フィンランド語2)です。Finnish1とFinnish2は同じ先生だったため、試験の形式は同じでした。他の授業は期末レポートが課されるか、プレゼンテーションとレポートの二つの課題が課されるものです。

まず、フィンランド語の試験についてですが、2日に分けて行われ、1日目がオーラルパート、2日目がライティングパートとなっています。両方とも、試験範囲は”今まで習ったことすべて”というざっくりとした説明だったので、わたしはとても緊張していました。オーラルでは4人の生徒対1人の先生というインタビュー形式で、自己紹介や簡単な会話を全てフィンランド語でおこないました。ライティングパートにはリスニングも含まれていますがこちらはあまり難しくありません。習ったことを復習しておけば大丈夫だと感じました。

次にプレゼンテーションやレポートについてですが、こちらは授業によってさまざまな形式があります。私は7人グループでのプレゼンもやりましたし、2-3人グループのプレゼンもたくさんやりました。もちろん一人でまとめたものもあります。基本的に授業最終日がプレゼンの日になっており、その日までに各自準備をします。この時、先生からあまり細かい指示はありません。プレゼン内容は完全に自分たち次第です。私は教育系の授業ばかり取っていたので、プレゼンのために何度も何度も日本の教育について考え、各国の友達とディスカッションしたのが印象的です。

治安について

私の住むヨエンスーは人口7万3000人という、とても小さな街です。(”地球の歩き方”より) そのため人や車も少なく大変のどかな印象です。街の中心に行けば夜でも明るく、学生の街なので若い人もちらほら見かけますが、私の家の周りは本当に静かで朝と夜は真っ暗です。私の家があるのは街の中心から自転車で30分ほどの距離のところにあります。このエリアには私のような留学生、もしくはフィンランド人学生のほかにフィンランド人の家族(小さい子供と両親というような、比較的若い家族)も住んでいます。そして私の部屋の窓から見えるのですが、すぐそばに幼稚園があります。平日は小さい子供がいっぱい遊んでいて、週末はとても静かです。このような環境のため今までに、不審な人がいるだとか事件があったとか、聞いたことがありません。とても平和な街だと思います。

 

自由テーマ<ラップランドツアー>

私は11月14日-20日の1週間、スチューデントユニオン(生協みたいなもの)の学生用の旅行に参加しました。今回私が参加したラップランド旅行はサンタ村を訪れたりスキーをしたり北極海へ行ったりと盛りだくさんの内容でとても人気のツアーです。今年のフィンランドは異常気象と呼べるほど暖かいので、雪は少なかったですが全て楽しむことが出来ました。とくに印象的だったのはサンタ村でサンタさんに会ったことと、雪の降る北極海に飛び込んだことです!サンタ村は有名な観光地となっているので知っている方も多いかもしれません。標識や案内板には日本語があり、驚きました。ノルウェー国境の北極海では、フィンランド人が大好きなサウナがあり、海に飛び込んではサウナであったまるというフィンランドならではの経験が出来ました。初めは勇気がいりますが、不思議とだんだん慣れてきて、最後には凍える寒さとサウナの温かさが最高に気持ちいと感じました。このツアーはフィンランドならではの経験がたくさんできるのでおすすめです。なかなか自分では行きにくい場所ですし、このツアーは学生向けのため値段もそんなに高くはないので行くべきだと思います。