―試験について―
試験の有無は、授業によって異なります。わたしは今学期、6科目の授業を履修していますが、試験があるのはFinnish1というフィンランド語の授業1科目だけです。それ以外の5科目は全てessay(レポート)やcourse diary(授業のまとめレポートのようなもの)の提出で評価されます。私が今学期とった科目の中で唯一試験のある科目Finnish1は、中間試験と期末試験があります。中間試験は11月にあり、筆記試験でした。授業中に30分程度の試験があっただけで、日本の学期末試験のように学生証を提示したりすることはなく、小テストのような感覚でした。期末試験は12月に筆記とオーラルの試験があるそうで、これもまた授業中に行われるようです。まだ実施されていないので、詳しいことはわかりません。他の授業はどのような試験があるのかあまり知らないのですが、Social Scienceの学部に所属している友だちは、ある科目の試験が4時間あり、できた人から退出してよいというようなものだったそうです。自分のとろうとしている科目に試験やessayがあるかどうかは、履修登録前からWeboodiというwebシラバスで確認できます。
―治安、危険を感じたこと、トラブル等について―
フィンランドのヨエンスゥの町に来てから、治安について不安を感じたことはなく、むしろ日本よりも安心して過ごしています。夜の0時頃、自転車で道を走っていても道に人がいなさすぎるので、襲われるなどといった心配はしていません。もちろん常に注意はしていますが、日本ほど夜道を一人でいく恐怖は感じていません。危険を感じるているのは、自転車で道を走っているときです。信号のない横断歩道を渡るとき、こちらの車は必ずといっていいほど横断歩道の手前で歩行者のために停車してくれます。しかし止まってくれることを信じて渡ろうとすると、ノーブレーキで横断歩道に突っ込んでくる車もあります。停車してくれると信じ切るのは本当に危険だと感じています。また、11月頃から気温が氷点下になり始め、地面が凍っています。想像以上に滑りやすく、思っていた以上に危険です。急ブレーキをするとかなりの確率でバランスを崩し、転倒します。また、車道は歩道に比べ滑りやすく、横断歩道は走る車で雪が固くなり、まるでスケートリンクです。わたしは今季、横断歩道で2回すでにこけてしまいました。どちらも車がきていなかったからよかったものの、もし車が近づいているときに転倒していたとすると、大事故にもなりかねないので、細心の注意を払わないとだめだと思っています。
―自由テーマ:気候と服装、気分について―
ここヨエンスゥは北海道よりも北に位置しているので、もちろん寒いです。8月末に来たときは日中は15℃くらいで、薄い上着を一枚持っていれば寒くはなく、肌着と長袖一枚でも過ごせるほどでした。しばらくその気温が続き、10月くらいまでは思っていたよりも寒くなかった印象です。10月末に初雪が降り、その頃から気温はマイナスになることがありましたが、11月中旬にまた暖かい日が2週間ほど続き、気温は5℃前後でした。そのときは肌着、長袖シャツ、ジャケット、マフラー、手袋、耳当てをして過ごしていました。11月末から一気に気温が下がり、今は-13℃の日が続いています。服装はパーカーを着るようになり、ズボンの下にはタイツを一枚履くようになりました。自転車に10分乗るだけで、髪の毛に霜がついて、頬が割れるように痛いです。月日が経つにつれ、日もだんだん短くなってきています。10月末でサマータイムが終わり日本との時差は-6時間から-7時間になり、17時に日の入りだったのが、1時間早まり16時になりました。その日を境に、夕方に外を見ては「まだ3時半なのにもう暗い…。」などと友だちとよく言うようになりました。週末、家で一人過ごすときは、まだ何もしてないのにもう外は真っ暗、何をしてるんだろう、と気分が下がることがよくありました。渡航前に自分が予想していたよりも、日が短いことに対しストレスを感じています。12月になりやっと慣れてきましたが、この下がった気分を共有できる友だちが本当に必要だと実感しています。実際日本人の友だちと「最近どう?」と話すことで、みんなも同じことを思っているんだ、と下がり気味の気持ちもマシになりました。英語でうまく自分の気分を表現できれば、もちろん他の国の留学生やフィンランド人と話してみるのもいいと思いますが、私の場合、こればかりは同じ日本人に日本語で話すほうが気が楽になりました。11月末の時点で日照時間は約6時間(9時~15時位)です。これからまだまだ短くなりますが、わたしは人と接していることで気持ちが和らぐので、気分が下がることのないようにうまく周りの友だちと付き合っていこうと思っています。