<試験について>
試験は授業によって実施されるものと実施されないものがあり、試験が実施される日時も授業によってバラバラです。私はこれまでにPronunciation, American StudiesのFinal examと、Finnishの中間テストを受けました。Pronunciationの試験は、事前にテスト問題となる英文が書かれたプリントが先生から配られました。そのため、テストを受ける前に各自で練習することが出来ました。私は、正しい発音の確認をしたり、先生が授業中に話していた注意すべきポイントを見直したりしました。Pronunciationでは2度テストを受けるチャンスがありました。私は、1度目に受けた時のテストの出来栄えに満足できなかったため、もう一度テストを受け直しました。2度目のテストでは、1度目のテストでの反省点を生かせるように努力しました。American Studiesのテストでは、授業で学んだことに関する質問が12問ほど出され、その中から4問を選び、2時間で答えるというものでした。もちろん、辞書や資料となる本などの持ち込みは禁止です。1つの質問につき、最低A4のコピー用紙1ページ分ほどの記述をして答えなければならず、私は2時間いっぱい使って、なんとか解き終えることが出来ました。問題は主に、先生が授業中に話していたことを基に出されていました。そのため、先生の些細な話にも注意を払って、授業で学んだこと全体をくまなく勉強しておく必要があると思いました。Finnishの中間テストは、最初にリスニングの問題があり、その後に筆記の問題がありました。問題は基本的なものが主で、時間も30分ほどと短かったため、しっかりと授業ごとの復習をしっかりと行い、テスト勉強をしていれば解くのは難しくない問題だと思いました。期末テストはまだ受けていないのですが、筆記試験とオーラルの試験があり、2日間に分けて行われる予定です。
<治安、危険を感じたこと、トラブル等について>
治安についてですが、こちらに住んでから危険だと思った経験はまだなく、本当に治安の良い国だと思います。最近では、日照時間が短くなったため朝の通学時も道が薄暗いことがよくあります。そのようなときは、自転車のライトをつけて通学しなくてはならないのですが、私が使っていたライトの電池が切れていたために、ライトをつけることができないまま、自転車に乗っていました。(暗い中、自転車に乗るときは安全のためにも絶対にライトをつけないといけません。)すると、横断歩道で隣に止まっていたフィンランド人の女性が「私は他にもライトをたくさん持っているから」と、私の腕にライトを縛ってつけてくれたのです。私の不注意で起こしてしまったことにも関わらず、このように優しく私のことを気遣ってくれる、フィンランド人の心の温かさには感動しました。また、寮の近くの郵便局に日本からの荷物を受け取りに行ったときは、全く知らないおじいさんに「大きな荷物だね!重いだろう!がんばってね!」(フィンランド語で話しかけられたので、ほとんどわからなかったのが残念でしたが。)と笑顔で私に話しかけてきてくれたこともありました。この言葉のおかげで、荷物の重みも少し軽く感じました。また、フィンランドではバスから降りるときは運転手さんに向かって「ありがとう!」という人が多く、お店でも店員さんよりもお客さんが先に「ありがとう」と言うために、店員さんは「どういたしまして」と言うことが多くあるように思います。このようにフィンランドで生活していると、フィンランドの人々の人柄の良さや優しさに触れることが多くあります。もちろんフィンランドは日本に比べれば不便なことも多くあるのですが、治安はとても良く住みやすい国だと思います。
<自由テーマ>
今回は、フィンランドでの食事事情について述べたいと思います。文房具などの物価は日本に比べると高いのですが、食材を買う上では価格はあまり日本とは変わらない気がします。フィンランドでは、特に野菜や果物が日本よりも安く購入することが出来ます。例えば、ニンジンは2本で約0,5ユーロ、玉ねぎも2つで約0,5ユーロ、バナナは1房約1ユーロで購入することが出来ます。そのため、スープやパスタを作って食べることが多いです。また、お米もスーパーで買うことが出来るためにお鍋で炊いて食べることがあります。お醤油や焼き海苔、すし酢などは私の住んでいる寮(Larolankatu9)の近くのアジアンスーパーで(日本に比べると値段は高くなりますが)買うことが出来ます。ます。フィンランドのスーパーには、白菜や椎茸、さつまいも、みかんも売っています。魚介類だとサーモンや白身魚が主です。日本と違うところは、牛肉や豚肉の薄切り肉、鶏のひき肉が売っていないということです。牛肉の薄切り肉は売っていることは売っているのですが、冷凍のもので値段が結構高く、臭みも結構残っているために濃い目の味付けにしないと食べにくかったです。また、フィンランドのスーパーには様々な種類のじゃがいもが売っています。私は一度、フィンランド語が分からず紫色の見た目というだけでサツマイモだと判断して買ったものが、食べてみたら実はジャガイモだったという経験がありました。その後、本物のサツマイモを購入して大学芋を作ってみたのですが、フィンランドのサツマイモは日本のもののようにホクホクしておらず、ネットリとしているために大学芋には不向きだということが分かりました。フィンランド人の友人に教えてもらったフィンランド料理を作ってみたり、うどんを麺から作ってみたり、巻きずしやかき揚げを作って他国の友達に振る舞ったり、シナモンロール作りを体験してみたり・・・と様々なことに挑戦して、その経験から多くのことを学んでいくうちに、こちらの食材を使って料理をすることが楽しくなってきました。冬本番になってくるにつれて、外は暗く、寒さも厳しくなってきて、部屋にこもることが多くなりがちなので、これからもフィンランドでしか手に入らないものを上手く使って、様々なフィンランド料理に挑戦してみたいと思います。