Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2013年10月号 経営学部 M.S

1.環境について

こちらに来て一番驚いた大学施設は食事サービスです。外食をすると1食5ユーロ以上(約700円)するのがザラですが、校内にある食堂で食べると学生生協に入っていれば2.25ユーロでメインのおかずと、サラダバーやパンも食べ放題で、お金がない学生にとってはとてもありがたいです。時間も11時から17時と長く開いており日曜日以外はあいているので多くの学生がわざわざ土曜日にも食べに行ったりします。

住居については、私は後半に急いで申し込んだのでちゃんと調べなかったため、ほとんどの学生が使うELLIという会社の住居でなくPKOという会社の2か月前までホテルとして使われていたところに住んでいます。もともとホテルであったため一部屋のサイズも非常にせまく、クローゼットもなく、電気も間接照明のみで非常に暗いです。キッチンも50人ほどの学生に対して一つしかないため時間によっては非常に込み合います。しかし町の中心に位置しており学校も非常に近いため、夜の外出や毎朝の通学には非常に便利です。キッチンが共同なので誰かと話したいときはそこに行けば必ず誰かがいるし、他の留学生も多く集まるため、友達作りには困らないと思います。また住んでいる人が全員留学生なので、週に一回、各国の料理をつくったりするなどして交流を深めるにはとてもいい住まいだと思います。

 

2.自由テーマ

自由テーマについては10月11日から15日にかけて行われた学校主催のロシアのST. Petersbrugについて書きたいと思います。ロシアは短期間の旅行であってもビザの取得が必要ですが、学校を通していくためビザの取得がいらず、また割引も効くので比較的安くで行くことが出来ます。今回は約60人ほどの参加者で2台のバスでヘルシンキまで向かい、そこでフェリーに乗り換え、フェリーで一泊してロシアに到着するというスケジュールでした。第二の都市ということもあり、住んでいるヨエンスーとは全く異なり、また観光地ということもあり非常に大きな都市で人でにぎわっていました。私は事前にツアーなどに登録していなかったため、自由時間は韓国人や香港の友達たちと3日間街を散策しました。この旅行を通して何よりも学んだ事は、ヨエンスーが非常に治安が良いということと、フィンランド人の英語力です。大きな国であり日本とも近い国でありながら、この旅行に行くまで私はロシアについて全く知識も関心もありませんでした。しかし実際に行ってみて、多くの貧しい人がいることや社会主義の現実を街角で目の当たりにしました。また、お店やホテル、空港ですら英語が通じず、話を聞こうとも英語で返事をしてみようとする人すらおらず、フィンランドの人々との英語力の違いや対応に驚きました。フィンランドの隣の国とはいえど、言葉、人々の容姿、服装、考え方、文化、政治や環境などの違いを学んだとても良い経験になりました。