授業紹介②
第2セメスターで取っている授業について紹介します。私は今回、「Current Trends in Education」という授業を取りました。この授業は、レクチャーは一切無く、初めに2度ほど授業の説明の為に教室に行きますが、その後は各自で作業していきます。その作業とは、まずグループを作り、最近の教育に関するテーマを選び、それについて調べ、指定された日にプレゼンテーションをするという作業です。もう一つレポートもグループで一つ出さなければならないので、グループの共同作業がとても重要です。この授業を取っている学生は、留学生だけではなく、フィンランド人の学生も多くいました。私のグループでは、日本人とフィンランド人の学生がいたので、それぞれの国の比較を行いました。授業に参加していたフィンランド人の学生のうち、3割程が40歳を超えた大人の人達で、仕事をしながら大学に来られていました。私のグループにも、仕事と掛け持ちの人が2人いて、なかなか集まって話し合いができないので、メールを使ったりしてやりとりをしていました。日本ではあまり、仕事と掛け持ちしながらの学生を見ないので、とても興味深かったです。プレゼンテーションは、各グループ複数の国の学生がいたこともあり、それぞれの国の比較を中心とした内容が多かったです。私が聞いたことも無い新しい教育制度や、考え方、教育問題がいくつもありました。
余暇の過ごし方
フィンランドでの余暇の過ごし方について。日本では休日になると、映画に行ったりショッピングに行ったりと、外出をする方も多いと思いますが、フィンランドではそういう人はあまりいません。逆に、週末に中心街を歩くと、平日よりも全く人がいません。とても静かです。前のセメスターで住んでいた寮では、14人の留学生との共同生活だったのですが、その人達はみんな土曜日と日曜日はお昼過ぎまで寝ていて、部屋から出てくる人もあまりいませんでした。私のルームメイトも同じで、お昼過ぎに起きた後もずっとベッドの上でゴロゴロして過ごしていました。私は、日本では休日外出しなければ気が済まない性格だったので、留学に来て最初の頃はこの週末の習慣に戸惑いました。私のように、休日はショッピング等外出する事が好きな人は注意する覚悟する必要があります。ここJoensuuでは、週末のスーパーは一応開いているのですが、昼12時からだったり、平日18時まで開いている店が、15時までしか開いていなかったりと、開店時間がとても短縮されている事が多いです。さらに、祝日は全くと言っていいほど店は開いていません。その為、私のこちらでの余暇の過ごし方としては、友人と遊ぶ事が多いです。冬になると、日照時間がとても短くなるうえに、寒さで30分も外に出ていられなくなるので、一人で過ごしても苦にならないように、部屋の中でできる趣味を作る事も必要だと思います。
自由テーマ
今年のフィンランドの冬について。上でも書きましたが、フィンランドの冬は日照時間がとても短くなります。12月では、9時近くに明るくなり、16時近くになるともう既に真っ暗です。ほとんど毎日曇りで、青空はほとんど見られません。さらに、-27度くらいまで下がると、外に出て3分でまつ毛が凍り、5分程でほっぺたが痛くてたまらなくなります。さらに、私がとても困ったのが、雪の積もった歩道でした。冬になり、雪が積もるようになると、定期的に除雪車が道を除雪してくれるのですが、それも間に合わない程の降雪で、雪が歩道に積もります。自転車に乗ることもできなかったので、仕方なく押して行こうとしたのですが、あまりの積雪の高さにタイヤが上手く動いてくれず、足も滑るわで、通常だと10分もかからない距離を30分近くかかって歩きました。雪が降らなかった日も、凸凹とした状態で雪が固く凍っており、叫びながら漕いでいました。ほとんどの場合、途中で危険を感じ、やっぱり自転車を押して行きました。今では、雪も溶け始め、地面が見えてきています。日照時間も長くなってきました。今年の冬は(これでも)暖冬だったらしく、気温は0度付近を行ったり来たりしています。フィンランド人が、本来だと今でも-20度はあるはずなのに、と言っているのを聞くと、私はラッキーだったな、と思います。このように書くと、フィンランドの冬がとてつもなく嫌な季節だと感じさせてしまいますが、フィンランドの冬の景色は本当にきれいです。雪はキラキラと輝きますし、雪に覆われて真っ白になった木々は絵本に出てくる絵のようです。私はフィンランドの冬を過ごす事が出来てとても満足しています。写真は、数か月ごとに撮った街の中心近くを流れる大きな川です。凍っていく様子を分かりやすく並べてみました。