この授業は講義形式(Lecture)の授業で、計5回の講義を毎回違う先生がそれぞれ異なるトピックについて話していました。Theology(神学)に関する深い内容を勉強する、というよりかはこの大学でTheologyの勉強を始めたい人向けに、Theologyという学問にはどのような分野があるのか、そしてその分野ではどういったことを勉強するのか、というようなことを教えてくれるオリエンテーションのような講義でした。 フィンランドではキリスト教・プロテスタントが主流で、約77%の人々がルター派の教会に属しているそうです。しかし残りのうち、約20%の人々はどの教会にも属さず、いわゆる無宗教なのだそうです。わたしがフィンランドに来て間もない頃、知り合ったフィンランド人は皆、週末に教会に行っていると言っていました。そのこともあってか、わたしの中で、ヨーロッパでは信仰の厚い人が多いのが普通なのだと勝手に思っていたので、少し驚きました。フィンランド人の宗教心がどのようであるのか、興味があったのでこの授業で少し知ることができて、よかったと思っています。 この授業の評価は、5回あった講義の内容を踏まえたレポートを書いて、期限内に提出するというものです。出席は取っていませんでしたが、講義に出ていないとレポートが書けないので、他の授業と被ってしまっている場合などは注意が必要です。
基本的に遠くに出かけることはあまりなく、だれかの家に遊びにいったり、ごはんをみんなで一緒に食べたり、いい天気の日には散歩をしに少し外へ出たりと、本当にのんびりと過ごしています。1月は割と寒い日が続き、-30度近くを記録することもありました。わたしの住んでるKarjamäentieという所はcity centerまで自転車で20分以上の距離で、外は極寒なのにそこまで出向くのも寒くて嫌だなぁと思い、一日中家に居たことも多かったです。こうしたゆったり生活が続いたからか、フィンランドのおいしいプッラ(菓子パンのようなもの)をいっぱい食べているからか、体重がこの冬で一気に増えてしまいました。最近は気温が-5度くらいと寒さもやわりできたので、運動を始めることにしました。 一つはジョギングです。道にはまだまだ雪が残っており、たまに固く凍ったところを走ってこけそうにもなりますが、基本的には普通のスニーカーで平気です。気温が氷点下でも30分も走ると少し汗をかいて、とても清々しい気分になります。もう一つは水泳です。大学のすぐそばにジムとプールがあるVesikkoという名前の施設があり、そこで週一回泳いでいます。年明けから料金が少し値上がりしましたが、プールだけの利用で学生の場合、1回約4ユーロです。営業時間が長く、朝は6時から夜は20時までやっている日もあります。サウナもあり、なかなかきれいなプールです。男の子の場合、なぜか海水パンツのようなダボッとしたズボンの形の水着は禁止なようですが、女の子はビキニでも大丈夫です。帽子の着用も強制ではないため、地元の人も気軽に泳ぎに来ている感じです。寒いフィンランドですが、こうして体を動かす機会は探せばたくさんあります。
わたしがフィンランドにきて、どのようにどれくらいお金を使っているか少し紹介したいと思います。わたしは渡航前に、海外で現地通貨の現金引き出しが可能なデビットカードを一枚、クレジットカードを一枚作って行きました。最初は慣れないカードを利用するのに抵抗があり、ottoという名前のATMで現金を引き出しては使い、引き出しては使いを繰り返していましたが、最近はスーパーでの買い物や食堂での支払いも、カードを使っています。カードだとお金が見えないところで動いているので、知らない間に使いすぎてしまうかもと心配でしたが、レシートを毎回ちゃんともらって、出費を自己管理しておけば大丈夫です。ちなみにフィンランドでは5セント以下のコインが使われていないため、例えばスーパーの買い物で10.28ユーロのように端数があった場合、現金支払いのときは、四捨五入した金額、10.30ユーロになります。カード支払いではそのままの金額10.28ユーロになります。 わたしの大体の月の生活費ですが、家賃に約230ユーロ、食費や娯楽費、雑費合わせて約300ユーロです。もちろん渡航直後は生活用品を揃えるのにお金が必要だったので、もう少し高くなりましたが、半年経った今はそれくらいです。お菓子やお酒、文房具、バスの運賃は割と高い印象があるので、できるだけそういったものにはあまり費やさないようにしています。毎日3食きっちり食べるわたしの生活で、月大体500~550ユーロで、日本円にすると6万~7万円(2013年2月末現在、1ユーロ=125円の計算)です。他の日本人の子たちがどのように生活しているか分からないので、一例でしかありませんが、わたしの生活費はこのような感じです。